学園の王子に目付けられた！！4【stpr】

165話● ページ19

るぅとside



女なんて人を騙す下劣な生き物、二度と好きにならないと思っていたのに。

Aと出会ってからその考えは消えてしまった
彼女以外の女は汚い、かもしれないけどAだけは違う

簡単によってくるヤツらとは違って、僕の本性を見抜いてくれた

一目惚れだった。



あの時、大好きだった幼馴染みに騙されて言われた言葉


”私が本気で好きになるとでも思ってたの?ただのウソに決まってるじゃんきも〜いww”


それだけ言い残して、僕の元から消えていった

悔しくてしょうがなかった
初めての恋は複雑だった＿＿＿＿＿＿

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今日は、家に帰りたくない。
部活帰りだった

あの時の事を思い出すと、とても苦しくなった
忘れたい


Aの家を通った時
突然、Aの部屋のドアが空いて、そこからAと猫が出てきた



『こゆき〜！まって！』


眼鏡姿のA。
ちょっと意外な一面だな



こゆき「ﾆｬ〜!!」



突然、猫が僕の腕に飛びついてきた
猫は、苦手な動物だ。
けど、Aの大事にしてるペットだから、大事に押さえないと、と思い、小さな体をしっかり受け止めた



『あ、るぅとくん！ありがとう〜！もう、こゆきったら逃げちゃダメでしょ…！』

るぅと「え、えと…眼鏡」

『あ、家では眼鏡なんだ！変かな？』

るぅと「ぜ、全然！」



ちょっとドキッとした



『部活帰りだよねおつかれさま!!こゆきったらお風呂嫌だから逃げちゃってw』

るぅと「へぇ〜…ってか僕猫苦手なんで」



猫をAに預ける



『…るぅとくんなんか悩んでる？』

るぅと「へ？」

『顔色悪いよ…？いつものるぅとくんじゃない。よかったらうちによってく？』

るぅと「いいの…？」

『うん、困った時はお互い様！なんでも言って！』









るぅと「じゃ、じゃあ…我儘ですけど今日、泊まって行ってもいいですか…？」

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