**奪われた生活 ページ48
真響 「お父さんっ!!お母さんっ!?」
暗闇から目が慣れてきて、その場の光景が目に入った
血塗れの両親が倒れていた
そして両親の身体の所々が引きちぎられていた.....まるで誰かに喰らわれているみたいに....
魘夢 「......」
真響 「えっ...魘夢っ!?」
背後にはいつの間にか魘夢の姿があった
真響 「あんたっ....何で口元が血だらけなのよっ....!!」
魘夢 「....(ニィ」
魘夢が怪しく笑った瞬間....
真響 「きぃやああああああああああああああああああああああああああっ!!!」
魘夢の鋭い歯が....私の肩を噛みついた....
そしてそこから....私の意識が途切れた
_____________________
真響 「っ....!!はぁっ....はぁっ....」
看護師 「目を覚ましましたか?ここは病院ですよ」
たすかったの....?
看護師 「お父様とお母様は残念でしたが......あなたは何とか一命を取り留めました....発見が遅かったら出血多量で死んでいましたよ」
真響 「.......」
お父さんとお母さん.....やっぱりもうだめだったんだ
真響 「っ......」
魘夢のことを言おうとした瞬間、なぜか声が出なかった
先生 「真響さん....あなたは喉を引裂かれ声帯を失ってしまったんです.....。
でも、喉を引裂かれて生きていたのは本当に奇跡ですよ....よかったですね....」
よかった....?奇跡....?
どうゆうことっ....じゃあ私っ...もうしゃべることもっ....歌うこともできないのっ!?
そんなっ....私から歌を取ったら何も残らないのにっ!!!!
先生 「あと....あなたの足....」
(バサッ!!
先生がシーツをめくると....自分の両足がなくなっていた.....
真響 「っ....!?っ!!!!」
なんでっ....なんで私の足までなくなっているのっ!?
先生 「クマか何かに足を喰われたんです.....」
ちがうっ...私の足は魘夢に食べられたのっ....
それを伝えたくても....声を出すことができない....
私は魘夢のせいで....歌うこともしゃべることも....歩くこともできなくなってしまった....
当然、劇団からも追い出されてしまった....
両親も死んでしまったせいで私の面倒を見る人はいない....
今は両親が残してくれたお金があるけど....このまま働かなかったらそこをついてしまう....
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童磨(プロフ) - 真響と魘夢が救われてよかった泣原作だと魘夢は救いなかったが真響がいたおかげで救いがあった。゚(゚´Д`゚)゚。パート4も頑張ってください! (2022年12月11日 17時) (レス) id: 034e0a3f60 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - とっても面白いです!!!頑張ってください!!! (2022年9月9日 17時) (レス) @page30 id: e04f466ec6 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - すみませんこの物語はカナヲちゃんは出ますか?いくら漫画沿いでもオリジナルキャラと結ばれたら駄目ですよまあ結ばれない結果ならいいですが (2022年5月29日 17時) (レス) @page9 id: c060af3ed8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RIDERU | 作成日時:2022年4月30日 16時