【鬼滅の刃】鬼になんてなりたくない〜第三章〜

＊＊３分 ページ43

スミレ 「くっ....！！」



鳥肌がたつっ.....



こんなの聞きながら戦うことなんてできないっ！！！



真響 「私の歌はね？鬼にとっては素晴らしく心地いいんだけど、人間には不快な音にしか聞こえないみたい.....

それが私の血鬼術....「鬼心歌」よ」



スミレ 「っ....！！」



真響 「そしてこの歌を３分間聞いているとどんな人間でも意識を失ってしまうのよ.....その隙に私は人間を食べる....これが私の本来の戦い方」



スミレ 「それなら耳をふさいでいればいい....ずっとふさぐことはできないけれどね」



真響 「へぇ....ならやって見なさいよ」



スミレ 「っ！！！涙の呼吸....」



真響 「♪〜〜♪〜〜」



女鬼が再び歌いだした



私は両手で耳をふさいだが....



真響 「♪〜♪〜〜〜〜」



スミレ 「うっ....なんでっ....」



耳をふさいでも.....嫌な音が頭を響きわたる




真響 「無駄よ、私の歌はね、耳をふさごうが鼓膜を破ろうが耳がある限り私の歌は頭の中に入ってくるのよ」



スミレ 「っ...！！」



塞いでもむりなら鼓膜を破ろうかと思ったけど...それさえもできないのかっ....



だったらできることはただ一つ.....３分以内にこの鬼の頸を斬るしかない....



(ドカンッ！！



スミレ 「っ.....！？」



その時、電車が大きく揺れた....



真響 「あぁ....一体化したのね」



(うねうね....



スミレ 「なによっ....これっ.....」



電車からは変な触手が出てきた



真響 「私の弟がこの電車と一体化したのよ....この電車はもう弟の身体のようなもの....あなたはこの電車の上で３分以内に私の頸を斬れるかしら？」



スミレ 「やってみないとわからないっ！！」



そして私は鬼にとびかかった



スミレ 「涙の呼吸、壱ノ型涙川！！！」



真響 「♪〜〜♪〜〜」



スミレ 「っ....！！」



何とか壱ノ型を連続して出しているけど、鬼の動きがすばしっこい



攻撃はしてこないけど、避ける速さが凄い....



この鬼は歌を歌い続けて、自分はよけることに専念しているんだ




このまま避けられたら３分以内に首を斬るのは不可能だっ...




(シュルシュルっ！！



スミレ 「くっ！！！」



それに触手も襲ってきている



女鬼は攻撃してこないけど、触手は私を捕まえようと攻撃してくる



これじゃあフリ過ぎるっ....

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