お薬の効果のせい ページ8
「……あの」
「アズ、ごめ……ちょっと、ほっといて……」
「ほっとけと言われましても……そんな顔をされてしまっては、流石に……」
「良いから!……っ……ふ、っ……」
「手伝いましょうか?」
「い、らない!……自分で頑張る……」
「随分と信用がありませんね……ほら。来なさい」
「ひぁ……!ちょ、やだ!」
「受け属性なんですから、一人でしてても焦れったいのでは?」
「だって、私は大丈夫だから……」
「何故、そんなに遠慮しているんですか。らしくない」
「いや、たまには一人で処理したい日もあったりと──」
「……ほう?」
「え?…………あ。やべ……片付けんの忘れた……」
「……Aさん……?」
「あ、いや……その……」
「ジェイドの魔法薬……飲んだんですか……」
「いや、その……気持ちは、裏切れないというか……」
「その様子だと、フロイドのも飲んでそうですね」
「お察しが宜しいようで……」
「何をやってるんだ……はぁ……で、効果はなんだったんですか?」
「……アズ、顔寄せて」
「は?……んん!?」
「ん…………これでわかった?」
「あっま……Aさん、こんなに唾液が甘かった覚えはないんですが……」
「甘くなってんだよ。更にビックリなことにさ……」
「……頭がクラクラします……フロイドの奴は何をしたんだ……」
「最後に飲んだモノの性質を、体液にコピペする魔法薬っぽい」
「……あの、直前にジェイドの魔法薬を飲んだんですか?」
「いえす。だから、ジェイ君の魔法薬の効果がエンドレスでキてる。ヤバい」
「……あの」
「言いたいことはわかる。だがアズ、わかるな?」
「……お手洗いに行ってきます」
「あぁ、懸命だよ」
「あなたは寝ていて下さいね。いつまで続くんだか、わからないんですから」
「身体が疼く……寝れんのかな……」
「何が何でも寝てください。効果がある間、この部屋には誰も入れないよう、封鎖しておきます」
「それは助かる……あの双子は意地でも入れないで……」
「当たり前でしょう。何があるかわかりませんし」
「……アズ」
「何ですか?」
「パジャマかパンツ貸して」
「……パジャマでお願いします」
「パンツは?」
「このド変態!有り得ない!最っ低ですね!」
「ウッ……!!……あ、くれるんだ」
「僕は慈悲深いので!!感謝して下さい!馬鹿っ!」
「すまんな……有難う……」
「本当に最低ですね!」
「……この間に萎えてそうだなぁ……」
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とある誰かの作品倉庫(プロフ) - 茨の國のぼっちさん» ありがとうございます!!!もう願望詰め放題パラダイス(???)な自己満作品なのですが、喜んで頂けて泣いて喜んでおります!!(セベクボイス)結構お話も長いと思いますので、ぜひ、ご自分に合ったペースで読み進めて頂けると幸いです(笑) (2021年5月6日 20時) (レス) id: ba04661380 (このIDを非表示/違反報告)
茨の國のぼっち(プロフ) - この作品にすごくハマりました!夢主とアズールの性格と、糖度が好きすぎます!一気に読んだらすぐ終わっちゃうので、一日頑張ったご褒美に読んでますw (2021年5月6日 18時) (レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とある誰かの作品倉庫 | 作成日時:2020年12月24日 9時