調子が悪い日 ページ26
「……んぐぅ……」
「……食欲無いんですか？」
「うん。今日はダメな日らしいね」
「嘔吐くくらいなら食べなくていいですよ」
「ごめん……」
「……熱は無いか」
「風邪は引いてないよ」
「ですが、顔色はあまり良くないですね」
「マジで？」
「えぇ」
「うーん……たまにあるんだよなぁ……原因不明で調子悪い日……」
「安静にしておいて下さい」
「んー……」
「水分だけは忘れないでくださいね」
「うん。……折角、作って貰ったのになぁ……」
「テトラちゃ〜ん、食器下げに来たよぉ！……食べてないね」
「ごめんね」
「美味しくなかった？」
「ううん。美味しかった。けど、今日はダメみたい」
「嘔吐きながらでも必死に食べていましたよ。それに、今日は朝食も余り食べられなかったとか」
「そっかぁ……テトラちゃん、大丈夫？死んじゃダメだよ？」
「何故死ぬ前提？死なないし、ちょっと食べられないだけで、普通に元気だよ」
「うん。何か出来る事あったら言ってね？オレ達、出来る事ならやるよ」
「大丈夫だよ。フロちゃん、ありがとね」
「うん……捨てるの勿体ねーし、ジェイドにあげよ〜」
「食べかけだけど、ジェイ君食べるか？」
「食べるんじゃね？」
「食べるかと思いますが……渡したくないな……」
「フロイド、どうしたんですか？帰りが遅くて──おや」
「あはは……」
「今日は食欲が湧かないんですか？」
「うん。食べ物口に入れると、嘔吐いちゃって」
「そうでしたか……」
「まぁでも、それだけだから心配は要らないよ」
「Aさん、余り無理はしないでください」
「わかってるよ」
「お前達、早く片付けを終わらせて自室に戻りなさい。彼女の負担にもなりますから」
「は〜い。じゃあ、賄い下げるね。バイバイ、テトラちゃん」
「では、また。明日は喉通りの良いものを作りますよ」
「うん。ありがとう。おやすみ」
「…………行きましたか」
「ごめんね、心配かけて」
「構いませんよ。それに、風邪の引き始めかもしれません。用心してください」
「そうだね……情けないな」
「全くです。ほら、悪化してはいけませんし、温かくして」
「アズに伝染すと悪いし、今日は自室に戻るよ」
「何言ってるんですか。寄り添っていた方が温かいでしょう」
「でも……」
「良いから」
「……ごめん」
「そうじゃないだろ」
「そっか。うん。ありがとう」
「んふふ、それで良い。おやすみなさい」
「うん。おやすみ」
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とある誰かの作品倉庫(プロフ) - 茨の國のぼっちさん» ありがとうございます！！！もう願望詰め放題パラダイス(？？？)な自己満作品なのですが、喜んで頂けて泣いて喜んでおります！！(セベクボイス)結構お話も長いと思いますので、ぜひ、ご自分に合ったペースで読み進めて頂けると幸いです（笑） (2021年5月6日 20時) (
レス) id: ba04661380 (このIDを非表示/違反報告)
茨の國のぼっち(プロフ) - この作品にすごくハマりました！夢主とアズールの性格と、糖度が好きすぎます！一気に読んだらすぐ終わっちゃうので、一日頑張ったご褒美に読んでますw (2021年5月6日 18時) (レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とある誰かの作品倉庫 | 作成日時：2020年12月24日 9時
