結果 ページ8
紫音は残りの種目も、涼しい顔をして淡々とこなし、全員が種目を終えたところで、いよいよ結果が発表される。
「んじゃ、パパっと結果発表。トータルは単純に、各種目の評点を合計した数だ。
口頭で説明すんのは時間の無駄なので、一括開示する｣
宙に順位が表示される。1位に八百万、2位に紫音、3位に轟、4位に爆豪。最下位は、言わなくても分かると思うが、一応言っておこう。緑谷だ。
「ちなみに、除籍はウソな」
端末を閉じた相澤が言った。その言葉に、目を丸くする数名の生徒。
「君らの最大限を引き出す、合理的虚偽」
ハッと鼻で笑う相澤。最初の時と同様、グラウンドに生徒の叫び声が響く。
「あんなのウソに決まってるじゃない……ちょっと考えればわかりますわ……」
「(本気っぽかったけどな)」
「そゆこと、これにて終わりだ。教室にカリキュラム等の書類あるから、目ぇ通しとけ。
緑谷、ばあさんのとこ行って治してもらえ。明日からもっと過酷な試練の目白押しだ」
相澤は保健室に行く時に担任が書く紙に名前を書くと、緑谷に渡し、背を向けて歩いていった。紫音は、相澤が去ったのを確認すると、目を前に向け、轟に聞こえるように話し出す。
「私の個性は、鬼。鬼人族は知ってるでしょ、身体能力高くなるやつ。それと、鬼火。好きな場所に、自由に火の玉サイズの小さな火を出せる。
高温で自由自在に操れるけど、出した鬼火はただ浮いているだけだから、威力もクソもない。体力テスト見てわかったと思うけど、無くても一緒、言わば没個性だね。
これで満足？轟」
いきなり話しかけられた轟は、軽く目を見開いて頷く。
「ああ、さんきゅ」
紫音はそれを聞くと、一足先に更衣室に戻った。
「(あー、疲れた)」
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さき - お名前なんて読むんですかね？とても面白いです！ (2022年7月16日 11時) (
レス) @page2 id: 1f7f94d054 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ありがとうございますm(*_ _)m (2022年6月17日 18時) (レス) id: da308acd1e (このIDを非表示/違反報告)
くー(プロフ) - ゆいさん» 何とか引っ張ってみます() (2022年6月16日 22時) (レス) id: 79bc4f71f2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 出来れば爆豪落ちを期待したいです (2022年6月16日 22時) (レス) id: da308acd1e (このIDを非表示/違反報告)
くー(プロフ) - にゃんだーさん» ありがとうございます、そう言っていただけて、嬉しいです。 (2022年6月13日 17時) (レス) id: 79bc4f71f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Qoo01411/
作成日時：2022年6月8日 22時
