東大王だって恋をする.5【伊沢拓司】

重大発表 ページ28

・( 福良さんも卒業発表の事知っていたことにします )







『 ねえねえ、拓司くん、ふくらくん 』

伊沢 「 なに？ 」
福良 「 どうしたの？ 」

『 今日さ、颯ちゃんさ卒業発表するじゃんか 』

伊沢 「 あー、するね 」

『 私もしていい？ 中退すること 』

福良 「 急だね〜 笑
いいけど、どうしたの？急に 」


オフィスの一室、伊沢と福良とAしかいない空間で急に発表したいと言い出すA


『 んー、なんかいい機会っていうか流れに乗って言った方がいいかなって。卒業した後に言うのも考えてたけど早めの方がいいと思うし 』

伊沢 「 そこらへんはAに任せるけどちゃんと言葉は選ぶんだぞ〜 」

『 分かってるよぅ！ 』

福良 「 あ、今後のことも言うんだよ？
あと、水上の発表から落ち着いたらにしなよ 」

『 それも分かってるよぉ····
でも、実感湧かないんだよねぇ。まだ研究続けてるし、レポート煮詰まってるし 』

伊沢 「 煮詰まってるんかい！ 」

福良 「 そっち優先しなよ！ 笑 」

『 だぁって書けないんだもん！
明後日までだから時間はあるんだけどさぁ〜 』


自分で言って煮詰まっていたことを思い出し、うぅ、と唸る


伊沢 「 まぁ、発表するのは本当にAの自由だからいいと思うぜ。 」

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