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木村side
木村「神家さんってどんな方？」
俺は江口に聞いてみた。
江口「ん〜…俺も分かんない所が多いんですけど、頼りになる方ですね。」
木村「へぇ〜。」
江口「なんか、お姉さんって感じです。でも、安元さんの前では妹って感じ……ですかね。」
木村「変態か？」
江口「違います。」
江口はカレーのルーのパッケージを見ながら答える。
木村「でもめっちゃ偏見だけど料理上手そう。」
江口「あ、美味しかったですよ。」
木村「え、食べた事あんの？」
江口「あ。」
木村「おいマジか。」
江口「いや、違いますよ？神家さんは安元さんですし……あ。」
木村「お前色々やらかしてるぞ。え、お二人さん付き合ってんの？」
まさかの新事実。
江口「いや、その〜…。」
木村「【まだ】って感じか。」
江口「まぁ〜その…」
木村「ま、何も聞いてない事にしてやるよ。」
江口「あざっす！」
なんて言ってる間にご飯がたけ、またバタバタしながらもカレーと言えるものは完成した。
本当にバタバタだったわ。
江口「完っ成だー！」
木村「わーい！……じゃなくて。」
周りは汚れまくっている。
江口「……片付けますか。」
野菜の皮、水、カレーのルー、つかった道具などがぐじゃ〜となっている。
木村「……さすがに怒られそうだな。」
江口「そっすね…」
＊
安元side
ふと目が覚める。
台所からはいい匂い。
2人がギャーギャー言いながら片付けを行ってるのが見える。
……つか、いつの間に寝てた俺。
あと。
安元「……なんで泣いてんだ俺。」
おじさんが気持ちわりぃな。
江口「あ、安元さん。」
名前を呼ばれ目元を拭き振り返る。
安元「……ふっ、あっはははwww」
江口「へ？」
眼鏡は湯気で曇ってるのに間抜けな顔。
あと、顔に付いてるカレールー。
なんか笑っちまった。
木村も江口の顔を見るなり大爆笑。
木村「安元さん、こっち来てください。」
安元「えw？」
言われるがまま台所に行くと。
安元「あっはははwwwww」
江口の肩に人参の皮。
安元「何でだよwww」
木村「俺がやりました。」
江口「え、肩？………人参の皮?!」
安元「あ〜www涙出てきた。」
江口「え、ヌメヌメぇ〜。」
安元＆木村「ヌメヌメぇ〜www」
江口「あれ、メェ〜って羊？」
木村「ヤギだろwww」
安元「あぁ……wwwww」
やべぇ、面白ぇ腹痛てぇ。
江口「あーもうご飯食べましょ！カレー！」
安元「あ〜…食べるwww」
木村「安元さんフラフラwww」
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作者名：糸丸子 | 作成日時：2021年8月19日 9時
