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田中side
激しい頭痛と共に目が覚め、辺りを見渡す。
……どこここ？
誰かの家…？
舞「綺麗な部屋だなぁ。」
なんて呑気に考えてると。
悠木「おはよう。」
舞「うわぁっ?!」
碧さん…！
悠木「……ここどこ？頭痛った。」
舞「私も分からないです。」
悠木「…………とりあえずこの部屋出ない？」
舞「………そうですね。」
ゆっくりと起き上がりフラフラとした足取りでドアを開けると…。
江口「あれ、トイレじゃない。」
舞「うわぁぁっ?!」
悠木「えっ?!」
江口「おぉ。」
舞「江口さん?!」
江口「おはよ。」
え、何で江口さんも居るの？
「起きた？」
舞「えっ、Aさんも?!」
悠木「何で?!」
「なんでって……私の家ですし。」
江口、悠木、舞「……………えぇぇぇぇ?!」
「しー！静かに！」
舞「あ、ごめんなさい。」
「…………いま安元さん寝てるんだから。」
江口「え………安元さん？」
悠木「安元さんも酔ったの？」
「………ちょっと3人話ある。」
あ………これあれだ。
怒ってるやつだ。
──────────
「…………って事が昨日あったのですが。」
江口、悠木、舞「大変申し訳ございませんでした。」
「昨日も3人で安元さん誘ったんですよね？」
江口「………はい。」
「………3人さんしばらく飲み行くの禁止。」
悠木「えぇ……。」
「飲むならご自宅でお願いします。」
舞「………はあ。」
「あ、後で1万千円きっちり払ってね。」
と、領収書を机の上に置き、私朝食作ってくると言ってキッチンに行ったAさん。
3人で目を見合わせた。
い、1万……！
─────────
安元side
安元「……ぁ。」
目が覚めると白色の天井が見えた。
どうやらベットの上で寝ているようだ。
頭……痛てぇ。
病院……いや違う…。人の部屋だ。
ん……昨日何があった？
やべぇ何も覚えてねぇ。
「あ、目覚めました？」
ん…神家さん…？
って事はここは神家さんの家でこのベットは…。
安元「ま、待って違うんだこれは！」
「落ち着いてください安元さん！私が運んだんです！」
安元「え？」
「いや…安元さん昨日、倒れちゃって…。あの決して誘拐などそのようなものでは…！」
安元「分かってる分かってる！」
マジで何やってんだ俺……
神家さんの前で倒れた挙句に神家さんの家で寝かせてもらうって。
安元「…神家さん、本当ごめん。ごめんなさい。」
「え？」
安元「すぐ出るから。」
「……待ってください。」
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作者名：糸丸子 | 作成日時：2021年8月19日 9時
