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安元side
マジで…何やってんだ俺。
5年ぶりに会った後輩に迷惑かけて…。
悠木「安元さん？安元さーん？」
安元「神家さん…」
悠木「え、Aちゃん？」
安元「え？」
突然の神家さんの名前に驚いて顔を上げる。
悠木「いや今神家さんって言いましたよね？」
安元「…言ってねぇけど。」
田中「……言って…ましたよね？碧さん。」
悠木「言ってました、無意識ですか？」
安元「マジか。」
悠木「Aちゃんと何かあったんですか？」
安元「いや……なんと言うかな……まぁ…そういう事だ。」
悠木「どういう事ですか？」
江口「?????」
安元「…………てか、Aちゃんって…え、神家さんと仲良かったっけ。」
悠木「さっき一緒にご飯食べました。」
安元「……そうか。」
悠木「え、何?!」
安元「何でもねぇよ。」
結局仲良くなれたんだな、それは良かった。
江口「あ、そう言えばさっき神家さんと何話してたんですか？て、言うか安元さんって神家さんと面識あったんですね。」
その瞬間、俺の周りは凍り付いた。
江口………お前見てたのか。
悠木「えっ、Aちゃんと会った?!さっき?!話した?!どこで??」
舞「碧さん、ちょっと落ち着きましょ。」
悠木「舞ちゃん！」
舞「安元さん………その話詳しく。」
安元「田中さん？味方じゃなかったの？」
悠木「……で？」
安元「……で…まぁまぁ、ね？いやでも、別にそんなんじゃねぇから。」
舞「…と言いますと？」
安元「いや、台本！届けてもらっただけだから！」
江口「へぇー。」
舞「え……それだけですか？」
安元「田中さんガッツくねぇ。」
悠木「確かにー何で？」
舞「それは言えません。」
悠木「え〜何？」
安元「………ま、とりあえずそういう事ですって事で。」
悠木「気になるｰ!!!」
俺は後ろの声を無視して台本を確認する作業に戻った。
でも田中さん…何であんなガッツいたかな？
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作者名：糸丸子 | 作成日時：2021年8月19日 9時
