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からんからん、
ベルの音。
正面のカウンターに、にっこり微笑むオーナーと。
店の奥にはトレイを持って、接客中のテヒョンくん。
テーブルではテヒョンくんを交えて、話に花が咲いている。
女子大生かな?OLさんかな?
綺麗な人達の目がハートだ。
うーん、分かりやすくモテてるな。
Aがカウンターに座ると、テヒョンくんが戻ってきた。
「Aちゃん、いらっしゃいませ。
あまやどり、ですね。」
「はい。心の雨宿りしにきました。」
そう返してみると、
ぽん、と頭に手を置いてから
「ぼくが、かさね。」
そう残して鼻唄まじりに、カウンターの中に入って行く。
世の中の女子が頭ぽんに弱いのがよく分かるわ
いちいち心臓が跳ね上がる自分に笑いがでる。
それにしても鼻唄上手だな、Aが思ったとき
「随分と仲良くなりましたね。」
オーナーが、微笑ましそうに言って
「そう、見えますか?」
なんでか笑みがこぼれる。
でも、テヒョンくんって結構誰にでもこんな感じな気もする。
オーナーは、メニュー表を出しながら
「テヒョン君は誰とでもすぐ仲良くなりますしフレンドリーです。
しかしなぜだか女性には"指一本"触れないのですよ。
Aさん以外は。ですがね。」
そう言って、目くばせしてみせる。
ちょっと待って、オーナー、みさとさんみたい。
じゃなくて、
なんだか意外なような意外でもないような…
テヒョンくんの一面。
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ぽるこ(プロフ) - kimnaaさん» ありがとうございます!3を更新中ですのでまたよろしくお願いします。楽しみにして頂き嬉しいです。 (2018年12月11日 18時) (レス) id: 0ba6c9eae1 (このIDを非表示/違反報告)
kimnaa(プロフ) - すごく素敵です…3が楽しみです(*^ω^*) (2018年12月10日 17時) (レス) id: 36d5fb4cd3 (このIDを非表示/違反報告)
ぽるこ(プロフ) - あすかさん» 綺麗と言って頂き、とても嬉しいです。これからもふとした時に読みたくなるような話を書けるようにしたいと思っています。また続きも是非読まれてくださーい! (2018年12月7日 23時) (レス) id: 0ba6c9eae1 (このIDを非表示/違反報告)
ぽるこ(プロフ) - 紫雫さん» はじめまして。こちらで初めてお話を作らせてもらい、こうやって読んでくださる方がいて嬉しいです。素敵な感想をありがとうございます!とても励みになります。 (2018年12月7日 23時) (レス) id: 0ba6c9eae1 (このIDを非表示/違反報告)
紫雫(プロフ) - はじめまして。ぽるこさんのお話はじめて拝見させていただきました。引き込まれてあっと言う間にでした…更新楽しみにお待ちしてます! (2018年12月7日 8時) (レス) id: bf8665b816 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽるこ | 作成日時:2018年11月26日 1時