7. 捜査一課から S side ページ9
話しかけて来た捜査一課長に愛想笑いをして、座った。
雅紀が嫌がる理由。 わからなくもないんだよ…？
今まで普通に話してくれた上司や対等の立場にいた同僚が、急に敬語を使ってさ？
なんか、、壁ができたみたいにするんだから…。
「それでは、捜査会議を始める」
そんなことを考えていると、捜査会議が始まった。
.
「うへ〜、、もうやだ！行きたくない！」
「おつかれさん。まぁ、また行くことになるんだろうけどね〜」
「やーだぁ〜！」
捜査会議が終わって、おれたちは特別課の部署へと戻っていた。
特別課の部署は、警視庁の中でも行き方を知ってる人はほとんどいない。 それくらい、特別扱いされている。
どうしてって？ それはね、、まだ言えません(笑)
行き方を知らない人ばっかりってことは、どうゆうことかわかるかい？？
それはね、、、遠いんだよ！部署がぁ〜！！
ほんと、ありえないくらい遠いの！
そんなありえないくらい遠い道のりを歩き、やっと部署へとたどり着いた。
中に入ってそれぞれが自分の場所につき、潤がコーヒーを淹れてくれて、みんなでひと息ついた。
ひと息つくと、潤が話を始めた。
「結局、、仕事が増えたな」
「だね。そうなると、、依頼のほうができるかわかんないんだよなぁ」
「そうだね〜」
そう。先程の会議で、「特別課の力が必要だ」と言われてしまい、仕事が増えた…。
今日はもうすぐ終わる特別課の仕事をしたら、何でも屋のほうの依頼をやるつもりだったのに、、、。
「カズちゃんには、伝えた方がいいかなぁ？」
「ん〜、、両方を効率よくやればいいんじゃね？」
「そうする？調べたり話を聞くくらいならこっちの仕事しながらでもできるし…」
「そーするか！」
結局、話し合いの結果、、両方をこなすことに。
本当のこと言っちゃうと、何でも屋の依頼よりもこっちの方が大変な仕事なんだよな、、。
「よし！んじゃ、こっちも捜査会議始めるか！」
「…そうだね！」
さてと！ 特別課の捜査の始まりだ！
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作者名：華美月 x他1人 | 作成日時：2022年10月1日 23時
