16. 2人との関係 A side ページ19
まさか、2人が知ってるなんて…
ご飯を食べ終え、みんなで片付けをしてリビングでみんなで続きを話し始めた。
「その人たちってどうゆう感じの人なんだ？」
ひと息ついたあと、松潤がそう聞くとカズが微笑んで、嬉しそうに説明してくれた。
「ん〜、知子さんはもうおばあちゃんなんだけどね？
人もよくてなんだか安心するんだ〜！
娘さんと息子さんがいるみたいで、ぼくのことを息子さんと同じように接してくれるんだ。
美知さんは、息子さんがいるお母さんで旦那さんと共働きしてるんだ。忙しいのにいつも楽しそうなの！
息子さんの面倒を見れない時は、知子さんにみてもらうこともあるんだって！」
へぇ〜！ 2人は仲良しなんだね！
でも、まさか目星の2人が互いに知り合いとはね〜
びっくりだなぁ〜！
「2人は家族関係で仲がいいのか？」
「ん〜、2人と息子さんが仲良いんだよ。喫茶店がきっかけで仲良くなったの」
「なるほどな…」
そう言うと、翔ちゃんは腕を組んで考え始めた。
腕を組んで考えるのは翔ちゃんのくせなの。
「じゃ、カズも2人のことはよく知ってるの？」
2人のことをよく知ってるってことは、カズも2人と仲良しなんじゃないかなって思って、聞いてみた。
すると、カズはニッコリ笑って頷いた。
「うん！知子さんはいつもお気に入りの本の話をしてくれるんだけど、感想が面白くてよく教えてもらうんだ」
「だから、よく本棚のほうにいるんだな(笑)」
仕事中にそんなことしてるんだぁ〜。とか思ったら、リーダーが笑ってそう言ったから、喫茶店ものんびりだなぁ〜なんて思わず思った。
「美知さんはね、よく息子の拓郎と一緒に来てくれるんだ。リーダーも拓郎と仲良しなんだよ！」
「そうなのか？」
松潤がリーダーに聞くと、リーダーが笑って頷いた。
「拓郎は今、小学生だから勉強をよく教えてるんだ。
美知さんはね、リーダーのつくるコーヒーがお気に入りで、よく頼んでくれるの。コーヒーや紅茶が大好きでいろんなお店のコーヒーを飲んでるの。
だから、よくコーヒーのことを教えてもらうんだ」
そうなんだぁ〜！ カズちゃんも好きだもんね！
「…教えてもらってばっかり、なんだな」
「あ、あはは…」
松潤がそう言うと、カズは頭をかいて誤魔化した(笑)
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作者名：華美月 x他1人 | 作成日時：2022年10月1日 23時
