秘密の喫茶店《山風ふるさと》 (ページ18)

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15. まさかのつながり　S side ページ18

とりあえず、目星のついてる人についてひと通りまとめて今日のところは家に帰ることにした。

車の中で、今日の事件と依頼について話をまとめてた。
「そういえば、翔ちゃんはカズちゃんの言ってた依頼について調べたの？」
「一応調べたよ？まぁ、詐欺グループって手口が多いから、カズに確認しないとなんだけどね」
「でも、見つけたんだろ？」
「ん〜、でもカズはもう見つけてそうだけどな」

カズは推理するの得意だから(笑)

しばらくして、家に着いた。

「「「ただいま〜」」」

家の中に入ると、とってもいい匂いが…！

お！今日はビーフシチューかな〜！

中に入ると、智くんとカズが一緒に料理をしていた。

「あ！おかえりなさい！」
「おかえり〜、もうすぐご飯だよ〜」
「ほんと！？」

さすが！喫茶店をやってる2人だね〜！
美味しいそうだ！

食べるのが大好きな雅紀は、速攻で部屋に行った(笑)
早いなぁ〜って思ってたら、一瞬でもどってきた！？

「おまっ！速いな！」
「だってお腹空いてんだもん！」

おれも潤も雅紀に急かされ、2階へと上がった。

.

「おいしい〜！さすが2人だね！」
「ん、うまい！味もしっかりしてる」
「んふふ。ありがと〜！」

片付けも終わり、みんなで食べ始めた。

「そうそう、翔ちゃん！詐欺グループの件なんだけど糸口見つけたよ」
「マジで！？え、はやくね！？」

マジかよ、さすがカズだわ…。

「カズは探偵にもなれそうだな(笑)」
「推理とかが好きなだけだよ〜」

いや、好きの度が超えてないか…？

「そういえば、、特別課の仕事はでたの？」

智くんにそう聞かれ、話は仕事のことになった。

「でたよ。それがさぁ、聞き込みが残ってて…」
「あぁ〜、この辺だったんだね(笑)」

困ったように笑うカズに思わず頷き返す。

「そうなんだ。しかも2人」

潤がそう言うと、雅紀が2人に聞いた。

「カズちゃんとリーダー知らない？
畑山美知葉さんって女の人と、竹原知子さんって女の人」
「「、、えっ！？」」

知らないだろ〜とか勝手に思いながらご飯を食べ、2人を見てみると2人とも固まっていた。

、、え？まさか…知ってるの？

「え、2人知ってんの？」

潤がそう言うと、2人が同時に頷いた。

「と、知子さんも美知さんもうちの常連さんだけど…」
「「…えっ！？」」

そんな2人に今度はこっちが驚いた…。