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story3 ページ3






お、王宮図書室!?





しかも夕焼けの草原の…!?






あそこには私の家には無い本や、簡単には手に入らない本等がある。
本好きにはたまらない場所!






そこに自由に行ける…?







「A嬢?」







レオナがAの顔を見ると、そこには言葉にはできないほど喜んでいるAの表情が








「……っ


では、婚約成立だな



俺は婚約者探しという面倒臭いものから解放されて、お前は貴族の縛りから解放される


約束しよう。

お前が望む時間を俺が与えてやる。全てな」








という経緯で私は殿下の婚約者になったのです。







お互いの利益のための婚約。
貴族の間では当たり前のことです






まあ、私たちはある意味おかしいのかもしれませんが







『ほう…これも面白かった』







王宮図書室とはまた違った本が置いてあるナイトイレブンガレッジの図書館。







私は今年、闇の鏡に認められて入学してきました。
私の所属寮はポムフィオーレ寮







入学してからずっと図書館に篭っては、本を読む。
それの繰り返し







『そろそろ授業が始まってしまいますね』







「サボるか?」






『そうはいきません。
本は読みたいですが…授業にはでないと』






「真面目だな」






『殿下がサボり魔なだけですよ

それに、ほら』






私の目線には、少し汗をかいたラギー・ブッチ様がやって来た







「レオナさん…。いい加減授業に出てください」






そうは言うものの、殿下はぷいっと反対側を向く







「全く…。Aちゃんからも何か言ってあげて」







『えっと…この後、お部屋にお邪魔しますので、授業に出てください』







「…わかった」






殿下は立ち上がり、歩いて行った。それに私も着いて行く







「愛の力って怖っ」

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作者名:ぽてち | 作成日時:2023年7月15日 20時

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