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story2 ページ2







クリスタ家は三度の飯より本が好き
という変わり者が多い







それは誰もが知っていること。






それ故、私 A・クリスタを本が大好き
何も無い限りは図書室に閉じこもって本を読んでいる







華やかなドレス、キラキラした宝石よりも本にしか興味が無い






そんな私に、2年前 隣国である夕焼けの草原の第二王子 レオナ・キングスカラー様が言いました







「お前は俺の隣で本を読んでいるだけでいい

俺の婚約者になって欲しい」







婚約者…?







私が?






確かに私は繁華の街の公爵令嬢。

しかも我が家はこの国の宮廷内の派閥には入っていない。
そして他国にも敵になる権力者等、貴族もいない







「城の奴らがうるさいんだ。
早く婚約者を見つけろってな

どうだろうか?

A嬢はつい最近、デビュタントを迎えたばかり

貴族のあれこれを勤めるのは義務になる

俺の婚約者になれば面倒臭い茶会や舞踏会は断れる」







つまり恋愛感情無しの婚約。
しかし、なぜ私だ?

婚約者探しなら御自分の国で見つければいいのでは?






どの道、他国であろうと王族からの申し出、断ることが出来ない
さようなら、私の読書の時間






「それに俺の婚約者になれば、俺の城にある王宮図書館に入れる

もちろん閲覧、貸出しも自由にできる」

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作者名:ぽてち | 作成日時:2023年7月15日 20時

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