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スネイプとAは、パーティー会場を抜け出して、天文台の塔の頂上へとやって来た。
ここが2人のお決まりの場所となっていた。
スネイプが余りにも早く歩く為、Aは小走りになっていたので、ここに来るまでに薄っすらと汗をかいていた。
『…どしたの、セブルス…暑くなっちゃった…』
フゥ、と額の汗を拭う。
スネイプは背を向けたまま喋らない。
そのまま暫く、沈黙が続いた。
冬の夜空に、無数の星達が輝いている。
相変わらず、ここから眺める景色は最高だった。
「…A」
スネイプがやっと口を開いた。
クルリと振り返って、Aを見降ろした。
風が吹いて、彼の髪が揺れた。
「我が輩は……君の事を愛している」
Aは目を見開いて驚いた。
こんなに直接的に想いを告げられたのは、初めてだったからだ。
Aが何も言えずに固まっていると、スネイプはスッと彼女の頬に手を当てた。
その眼は何処か、哀しげだった。
『セブルス…』
互いに見つめ合う。
Aは、何故この人はこんなにも哀しそうなのだろうと考えた。
『…私を想う事が辛いの…？』
その言葉に、スネイプは何も答えなかった。
ー否定もしないのは、きっとそうなんだろうな…
Aは少し目線を落とし、彼の左の前腕を見つめた。
気づかない訳ないじゃないか。
何度も一緒に寝ているのだから。
彼の左腕に、闇の印が在る事を…
スネイプはフワリとAを抱き締めた。
そしてそのまま呟くように彼女の耳元で言う。
「…いずれは、やはり戻りたいのか？」
Aは思い出していた。
�猝瓩襪�戻らないかは君次第�瓩箸い�校長の言葉を。
そして
�爐困辰箸海海琶襪蕕気覆い�？��
�犒�には帰って欲しくないんだ��
というシリウスとルーピンの言葉を。
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piyo(プロフ) - 絢姫さん» 絢姫様、コメントありがとうございます(^^)とっても嬉しいお言葉…！精進します。これからもよろしくお願いします！ (2019年11月23日 22時) (
レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
絢姫 - とても面白いです！ 久々に時間を無視して読みました！これからも、応援します！ (2019年11月23日 16時) (レス) id: df8558907b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：piyo | 作成日時：2019年11月16日 22時
