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本日の授業も滞りなく終わり、Aは私室へ戻ってきた。
『…疲れた〜…』
ドサッとベッドに横になる。
ふと、廊下で何やら言い争う声が聞こえた。
Aは起き上がり、ドアをそっと開けると、隙間から覗き込んだ。
どうやら男女がもめているようだ。
男は服装から、この学校の生徒だという事がわかった。
次に、女の方のブロンドの髪が目にとまる。
ーあ、カミーユさん…
Aは耳をそばだてたが、生憎、フランス語が飛び交っている為、何を言っているのかわからなかった。
しかし、明らかに彼女が困っている様に見える。
男の方が、彼女の手首を掴んだ。
彼女は顔を歪めて、その手を振り解こうとしている。
『…ちょっと！彼女、嫌がっているでしょ。そこまでにしなさい』
走ってきたAは、毅然とした態度で2人の間に入った。
男は彼女に何かを言い放ち、走って行った。
Aはとりあえず、カミーユを私室へ招き入れた。
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『…大丈夫ですか？』
心配そうに尋ねると、彼女は困ったように微笑んだ。
「ありがとうございます…お見苦しいところをお見せしてしまいましたね」
そして溜め息を１つつき、続けた。
「…彼はわたくしの恋人なのです」
ー恋人…！？
Aは驚いた。
『か、カミーユさん…生徒、と…！？』
ーこの人私とあんまり年齢変わらないよな…？
そう思いながら、どもって言うと、カミーユは可笑しそうに笑った。
「…そんなにビックリしなくても。愛に歳の差は関係ありませんわ」
『はあ…そ、そうですね…』
Aが呆気にとられていると、カミーユはフフッと笑いながら言った。
「ねえ、A先生…折角ですから、わたくしとお話しません？わたくし、前から貴女と仲良くなりたいと思っていましたの」
『あ…ハイ、喜んで』
Aもつられて微笑んだ。
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piyo(プロフ) - 絢姫さん» 絢姫様、コメントありがとうございます(^^)とっても嬉しいお言葉…！精進します。これからもよろしくお願いします！ (2019年11月23日 22時) (
レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
絢姫 - とても面白いです！ 久々に時間を無視して読みました！これからも、応援します！ (2019年11月23日 16時) (レス) id: df8558907b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：piyo | 作成日時：2019年11月16日 22時
