第32話【秘密】 ページ33
「Aさんが蝶屋敷で入院するのは久しぶりですね」
「ですね。入院するどころか、ここんとこ、あんまり蝶屋敷にすら来てませんでしたし」
ねえ、Aさん。
私は貴女とは本当に長い付き合いですね。なんてったって、前世からの仲なんですから。
だからこそ、私はヤキモチを妬いてしまうんです。あんなに
雄英高校を受けると言った時、私は驚きのあまり目の玉が飛び出そうでした。あの伊黒さんや不死川さんまで、腰を抜かしていたんですから。
──ねえ、Aさん。
この短期入院がウソだと言ったら、貴女は怒りますか？
貴女はもう少し休んでほしいんです。前世の貴女も、寝不足や過度なストレスのせいで『過労死』という形で私たちよりも先に亡くなっていましたね。
もう貴女を、そんな目に遭わせたくない。貴女が先に死んで、
貴女が死んだ時、みんな荒れに荒れてたんですよ？
炭治郎くん達はとても落ち込んでいました。特にカナヲは、貴女を失った悲しみのあまり、ずっと部屋に閉じこもって泣いていたんです。
柱達も例外ではありません。時透くんは毎日欠かさず貴女のお墓参りに行ってたし、冨岡さんも影で声を上げて泣いていました。
甘露寺さんはカナヲより酷かったですね。貴女が死んでから元気をなくし、食欲も無くなっていました。挙句の果てには、柱合会議中に倒れてしまいました。
貴女がまたあの悲劇繰り返したら、今度こそ彼らは壊れてしまうでしょう。
……かくいう私もですが。
私は正直言って、あまり貴女のクラスメイト達を好きではありません。大切な貴女をいとも容易く、イジっているんですから。
愛のないイジりは、本当にやめてくださいね？
彼女を傷つけたら、私は死刑囚になろうと彼らの首を斬ります。
「……しのぶさん？」
「はい？」
「採血しないんですか？」
「ええ、しますよ」
「そうですか、なんだかボーッとしてたみたいなんで」
貴女は私が守ります。貴女はとても儚くて、触ったらすぐに壊れてしまいそうだから。
だから、この八日間だけでも私と一緒に居てください。一分一秒長く、貴女とおしゃべりしていたいんですから。
「……私が、守りますから」
「何か言いましたか？」
「いいえ、なんでも」
このことは、胸の内に秘めておきましょう
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ぴーす。(プロフ) - すいません！鬼ごっこの話なんですけど、夢主ちゃんが鬼だったら、皆を追いかける側じゃないんですか？多分、話の内容的には夢主ちゃんが逃げで皆が鬼だと思います！ (5月25日 17時) (
レス) @page11 id: 93d57c8cdc (このIDを非表示/違反報告)
ここぴ - セバスチャンは笑いましたw 応援してます (2021年5月2日 21時) (レス) id: 9f9f73557c (このIDを非表示/違反報告)
ばなな味のあくえりあす - 珠世さんが鬼になって二百年ほどで愈史郎を作る、戦国の時代の縁壱が生きていたのが約三百年前なので約百年は違うんじゃないでしょうか? (2020年5月6日 21時) (レス) id: a72f134362 (このIDを非表示/違反報告)
チャケマン - あの46話の悲鳴嶼さんって手紙を読めるんでしょうか？ (2020年4月1日 19時) (レス) id: de774af347 (このIDを非表示/違反報告)
こーちゃ - ハーレムがヤバいです(語彙力がw) (2020年3月4日 17時) (レス) id: d7ebd024c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音海 | 作成日時：2019年12月28日 15時
