第26話【真実】 ページ27
「では、まず初めに自己紹介から。私の名前は胡蝶しのぶと言います。Aさんがいつもお世話になっております」
「はい、よろしくお願い致します」
八百万さんが正座したまま、ペコリと頭を下げる。さ、さすが八百万さん……！！
礼儀正しいし、作法もカンペキだ……！
「今から話すことは、この国の安全にも繋がってきますのでくれぐれもご内密に。もしも、ここに居ない他の誰かに喋ってしまった場合は……分かっていますよね？」
ニコニコ笑顔のしのぶさんが横に親指を立てて首を切る仕草をする。喋った場合は、この人達に殺されてしまう。そんなに、重大なことなのか。
「──古くからこの国には、人を喰らう『鬼』と呼ばれる怪物が存在しています」
「……鬼は、いつから存在しているんですか？」
拳藤さんがおずおずと手を挙げて質問する。
「約百年ほど前からです。大正時代から鬼は生きています。鬼の元凶とも呼ばれる鬼は、平安時代から生きています」
そんな昔から、
平和な日本にそんなモノが存在しているのかと思うと、ゾッとした。
「鬼を斬らなければ人々が喰い尽くされていき、私達が住むこの
「キサツ、タイ……」
「はい。鬼を殺す隊、と書いて鬼殺隊と読みます。Aさんも、鬼殺隊の隊士として活躍しています」
飯田くんが険しい顔をして鬼殺隊、鬼殺隊とブツブツ連呼する。
「……Aは、今回、何が原因で倒れたんですか」
耳郎さんはしのぶさんをジッと見据えながら、震えた声で尋ねる。Aさんの異変をいち早く気づいていながらも、気のせいだと思い込んだ耳郎さんは、とても酷く落ち込んでいた。
「彼女は、かなり疲れているようでした。睡眠不足、過度なストレスが原因かと」
過度なストレス、と言われて何人かは下を向いた。自分達に原因がある、と言わんばかりに。
「……そこの爆発頭、もしかして図星かァ？」
「………あﾞ？ンだと」
「おい爆豪」
「ちょっかいかけてるつもりだったけど、実は過度なストレスを自ら与えていた……て感じかァ？滑稽過ぎんだろォ」
ビキビキ、とかっちゃんの青筋が立った。かっちゃんは手からボンボン爆発させて、今にも個性を発動しようとしている。
……なんかこれ、ヤバイ感じ？
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ぴーす。(プロフ) - すいません！鬼ごっこの話なんですけど、夢主ちゃんが鬼だったら、皆を追いかける側じゃないんですか？多分、話の内容的には夢主ちゃんが逃げで皆が鬼だと思います！ (5月25日 17時) (
レス) @page11 id: 93d57c8cdc (このIDを非表示/違反報告)
ここぴ - セバスチャンは笑いましたw 応援してます (2021年5月2日 21時) (レス) id: 9f9f73557c (このIDを非表示/違反報告)
ばなな味のあくえりあす - 珠世さんが鬼になって二百年ほどで愈史郎を作る、戦国の時代の縁壱が生きていたのが約三百年前なので約百年は違うんじゃないでしょうか? (2020年5月6日 21時) (レス) id: a72f134362 (このIDを非表示/違反報告)
チャケマン - あの46話の悲鳴嶼さんって手紙を読めるんでしょうか？ (2020年4月1日 19時) (レス) id: de774af347 (このIDを非表示/違反報告)
こーちゃ - ハーレムがヤバいです(語彙力がw) (2020年3月4日 17時) (レス) id: d7ebd024c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音海 | 作成日時：2019年12月28日 15時
