73日目 ページ42
□□□
貴女『うわっなっつ ふぇーすげぇ』
五条「オマエ語彙力減るのなんなの」
貴女『私は設定上興奮時は語彙力減るんだよ』
五条「誰得だよその情報」
五条の祖父と話し退室後バタバタと戻ってくる。
その手には五条が自分で選んだAに似合う服を握っていた。
その場で着替えようとするAをガン見する。
伏黒に付けられた噛み跡を見て殺意をむきだしにする
五条「おい、それなんだよ」
貴女『ん?あー、これねキスマっつーらしい』
五条「そうじゃねぇよ。誰に付けられたんだよ」
貴女『あー、、、”好みの男”に』
五条「はァ?巫山戯んな
お前は俺のもんだろうが!!」
貴女『なにそれ初耳ー』
きゃーとも言わずにそそくさ着替える。
下着になろうとももう人間じゃねぇし死んでるから何とも感じないのだ。
貴女『すげーまだ入ったわ。
成長してねぇしそんまんまか。』
五条「しかも胸に太もも首筋まで…!!
何処の誰だ…殺してやるッ…!」
貴女『おー、言ってろ言ってろ。(……お前が殺した人が付けたなんて死んでも言えねーな)』
五条「おい、どーやったらお前に触れられるんだよ!!」
貴女『ん〜、外でねぇ?』
五条「会話しろ!!」
〇
外に出ると既に雨はやんでいた。
雲はなき青空が広がる。
貴女『天気いいなー、てっきり悪天候になるかと』
五条「で、どうやったら触れられるんだよ」
貴女『見ろ五坊。あれ覚えてるか?
お前に始めて食わせたソフトクリームあんぞ』
五条「おい聞けよ」
その後も五条の質問をスルーして
町中を歩き回る。
スイーツバイキングの所を見たり、
服を選んでくれた店を訪れたり観光したり
そうしているうちにあたりは真っ暗になる。
絶景スポットというより
五条とAしか知らない所へと辿り着く。
貴女『私に触れたいんだったよな』
五条「おう」
貴女『”呪力を全身に運べ”そうすりゃお前から触れられるはずだ』
五条はそのまま通りに行い
ゆっくりとAを抱きしめる。
彼女が言った通り”触れられた”
五条「昔は温かかったのにめちゃクソつめてぇな」
貴女『そりゃぁ亡霊だからな。死んでるし』
五条「でも…お前に触れられてよかった」
貴女『私もだ』
互いが強く抱きしめ、
そしてふたつの影は1つに重なった
□□□
645人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Rin(プロフ) - うおお、!すごい好きです!呪術の小説の内容とか原作とかとの絡ませ方がすごすぎて、、 (10月16日 20時) (レス) @page47 id: c2b1544657 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆねこ(プロフ) - ふぇ、、めっちゃ好きでっす、、ありがとうございます (9月18日 14時) (レス) @page47 id: cd0c30d1f0 (このIDを非表示/違反報告)
淡雪 - 完結おめでとうございます。久しぶりのめちゃくちゃ名作でした。この小説に出会えて良かったです。 (7月16日 16時) (レス) @page45 id: c5153fd8fc (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 完結おめでとうございます!主人公が死んだのにドロドロせず寧ろ清々しい終わり方に尊敬の念しか抱けません!最後まで面白くて一気読み出来るくらいすらすらと頭に入ってきて、時には面白可笑しくて、、、こんな素敵な作品を世に出して頂きありがとうございましたああ! (7月13日 13時) (レス) @page47 id: fe6d0a835d (このIDを非表示/違反報告)
ニコまんま(プロフ) - 完結おめでとうございます。最後まで面白かったです! (2021年4月1日 13時) (レス) id: e8041d6154 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:嘉代15 | 作成日時:2021年1月30日 20時