その女、元超大物呪術師。

57日目 ページ26

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貴女side




土日明け今日から通常授業がスタート




磯貝「おはよう金喜さん！」


貴女『ああはよ』





登校ルートにはアホ毛の家があるらしく
会うようになった





磯貝「そういえば昨日烏間先生から一斉送信メール見た？」


貴女『何それ』





携帯のメールを見せてもらう

明日から転校生がひとり加わる
多少外見で驚くだろうが…
あまり騒がず接して欲しい か。




貴女『昨日来たってことは今日にはもう転校生がいるのか』



磯貝「うん、多分この頃なら暗殺者じゃないのか」



貴女『暗殺者ねえ』



磯貝「金喜さんは殺せんせーを暗殺するためにE組に来たの？」



貴女『まあな』



磯貝「金喜さんは暗殺者なの…？」





賞金稼ぎ魔=暗殺者
同じなのだろうか。





貴女『あー、かも？』



磯貝「人殺したことあるの？」



貴女『それはねぇな』



磯貝「暗殺なのに？」



貴女『殺したフリさせて金を貰うのが私のやり方
今頃元ターゲットは幸せに暮らしてるだろ』




磯貝「バレたらやばいんじゃないのか？」


貴女『さぁな上手いようにやってるからバレたことねぇしいいだろ』


磯貝「凄いな…」





こいつは善良過ぎるから暗殺なんて考えられないだろうな。超生物とはいえ"暗殺"だもんな。
殺すのと変わりはない。





貴女『無理に手を汚す必要なんてない
暗殺なんて1回でも手を出したら後悔する奴は数多く見てきた。それに慣れちまったら元に戻るまで時間がかかるやつもいた。

暗殺系はお前には向いてねぇよ』





私より少し小さいアホ毛の頭を撫でる。





貴女『少なからずお前…お前らにはそうなってほしくない。先行ってっから』





アホ毛の後ろから走ってくるチャラ男
うるせぇやつ来たか先に行くとにした

アホ毛を置いて。






＿＿＿＿＿＿






席の近くに黒い物体
なんだこれ。




赤羽「あ、金喜サンおはよ もう平気の？」


貴女『ああ、つーかこれなんだ』


赤羽「なんでも転校生らしいよ〜」





これがか…？

授業が始まるまでその黒い物体を写真で撮ったり触れてみたりしていた。



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