その女、元超大物呪術師。

48日目 ページ17

．．．


五条side




五条「アイツは死んだ …あの時"死んだはずだった"」



夏油「けど"呪い"として生まれ変わってしまったと」



五条「ああ」



七海「次にあの女性と会ったら
五条さんはちゃんと"祓える"んですか」



夏油「七海…！」



五条「…"祓える"…"祓うよ"
アイツを天国に行かせてやりてぇしな」





アイツから貰ったサングラスを外して優しく撫でた








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貴女side




貴女『うっ…』



眩しい。電気消せやー…電気？



貴女『あ？』




なんでこんなところにいんだ？
確か路地裏まで逃げて気ー失って…
思い出せないけど"夢"…？を見て…今に至るのか





「目が覚めたか」


貴女『…』




あー、誰だっけか…確かーえっーと…




貴女『堅物…？』


烏間「……"烏間"だ」




あーそれだそれ




烏間「怪我の方はどうだ？」




そう言えばあの金髪のナマクラ野郎に斬られたんだった。背中に手を回して触れる。

うん、包帯巻いててわっかんねぇわ。
呪霊だから痛みもくそもねぇ。





貴女『何とも』


烏間「痛み止めが効いたみたいで良かった」





フッと笑う
硬いやつかもと思ったがなんだこの人
人間らしいな。





烏間「喉渇かないか？ 水あるぞ」





グラスに入った水を渡される





貴女『毒味してもらってもいいか』



烏間「え」



貴女『あっ、イヤ』





私何言ってんだ、なんも入ってねぇだろ





烏間「…一応店で買ったんだが…もしかして抵抗があるのか？」


貴女『いやっ、なんでもっ貰う』






ガバッと受け取って一気飲みする
やっぱ大丈夫だわ、まじ何言ってんだ私






貴女『そうだ、誰が私を見つけたんだ』


烏間「"磯貝"君だ」


貴女『"磯貝"…？あ、アホ毛ねおけおけ
でもよく見つけたな…路地裏でぶっ倒れてたのに』


烏間「…何があったんだ」






私は何気にこの人の目が好きだ
真っ直ぐ逸らさない所とか






貴女『"通り魔"にあったそれだけだ』


烏間「…そうか」





そう…通り魔
こいつらには呪術師とか話して
"こちら側"に来て欲しくない。
善良な市民だから。





貴女『センセ お腹が空いた』



烏間「そうだな 今皆は夕食をとっている
持ってこよう」



貴女『カロリーメイトがいい…』



烏間「旅館の夕食を持ってくる」




聞く耳持たなかった。
美味いのに。
ぽふっと布団に倒れ込んだ


．．．

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