メモNo.20(私とあらかわさん) ページ24
「ねぇねぇあらかわさん!」
『ん?どうした?』
私の声に反応して振り返るあらかわさん
「私はあらかわさんとお付き合いしたいなーって」
『それはどうして?』
不思議そうな顔をするあらかわさんに
「それはね!」
『うん』
あらかわさんが私と同じ目線になってくれるのを確認してから
「私があらかわさんの事、だ〜いすきだから!」
あらかわさんはいつものように笑って
『俺もそんな愛華が大好きだよ」
私の頭を優しく撫でて笑ってくれる
「ねぇ、あらかわさん」
さっきの雰囲気とは変わり冷静に聞く
『何だ?』
あらかわさんも私の雰囲気が変わったことに気付いた
「私…その…」
恥ずかしくなってモジモジしているとあらかわさんが
『愛華の彼氏になるのも旦那になるのも、まだまだ先だな』
と言って私の頬にキスをされる
「き、期待…しちゃうじゃんか…」
聞こえないように呟いたはずなのに
『俺はいつでも愛華の行動に期待してるぞ、俺に好きって真っ直ぐ伝える行動も俺に振り向いて欲しくてたまらないって顔も』
そう言ってニヤリと笑うあらかわさんに
「あ、あらかわさんのバカ!!」
顔を赤くする私にあらかわさんは
『なぁ』
「な、何?」
あらかわさんが私の顔に手を添えて
『大好き』
「わ、私も大好き…」
恥ずかしくなり目を逸らそうとすると
『俺の事が大好きな愛華に目を逸らされるとショック受けるかも』
「え?!」
あらかわさんの言葉に反応してあらかわさんに目を向けると二ヤリと笑って
『俺も言葉にすぐ反応する愛華が可愛いよ』
そう言って優しく深く溺れるような甘いキスをされて蕩けそうになる私だった
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作者名:P4lwL6FvcvmThfX | 作成日時:2022年2月18日 16時