ドラマの主演務めたら人生(？)とか何か色々と変わったんですけど2【鬼滅の刃】

彼の気持ち ページ13

時透side

多分、一目惚れってやつだったと思う

明るくて、優しくて…周りの人達を照らす、太陽みたいな人だなって
彼女の笑顔が、凄く眩しく見えた

自分と同じ人間とは思えないぐらい綺麗で、いつも気付けば目で追いかけていた



でも、話せばいつも憎まれ口や煽る様な言葉ばかりが口から出てくる


彼女と自分は、全く違う場所に住んでいるような気がして…
自分が認知されて居ないような気がしたから


彼女の周りには、沢山の人が居るから



僕が居るって事を、知って欲しい。覚えて欲しい


そう考えていたら、憎まれ口しか彼女に言えなくなっていたのだ



今思いば、自分を認知して欲しいって言う気持ちは、好きだったからなんだって分かる



まぁ、薄々気付いてはいた。僕はAに好意を抱いてしまっていた事を
だが、口喧嘩ばかりしていた僕達だから、彼女はきっと僕を嫌ってる。そう思った

だから、ずっと同じ様に、今までと同じ様に接していた


でも、彼女が顔を赤くしたり、恥ずかしがったり、楽しそうにしてたり、驚いているところを見て…思ってしまった


【触れたい】と



【一緒にいたい】と



…本当、痴がましいよね
今まで散々、憎まれ口を彼女に言ってきたのに

でも、彼女はそんな僕をしっかり受け入れてくれた。面倒くさがらず、接してくれた
急におとなしくなった僕にも、ちゃんと相応に接してくれた



水族館に誘った時、嬉しそうにしてくれた



けれど、やっぱりこの気持ちは仕舞わなきゃいけないと思った
こんな優しい彼女が、僕を見てる訳ないから


…だけど、あの少女の発言が、僕を変えた

お似合いだって、純粋な目で言ってくれた


…嗚呼、あんな小さい子に背中を押されるなんてな


伝えなきゃ、後悔してしまう
振られても良い。ただ、けじめを付けないといけない


そう思ったんだ


好きだと言った後の彼女は、僕と付き合うのをかなり渋っていたが、最後には「付き合っても良い」と言った。そして、涙を流して「嬉しい」と言った


…その言葉を聞いた時、彼女が嬉しそうに涙を流したのを見た時、とても嬉しかった。心の底から安堵した。涙が出そうになった





それぐらい、僕は雅Aという少女を愛していたのだろう

伝えられて、良かった…

最高の…親友達？？？→←彼女の気持ち

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