【ツイステ】なにも、要りません。

【正常】 ページ33

.



『あ、あれ...？』


レオナ「さっきからおかしいぞ」


『なにがです？
私は至って正常です。
先程修理プログラムをインストール完了しました。

ウイルス検知もしましたが、特に何も異常はありませんでしたが』


レオナ「...いいや、何でもねぇ。

ところで、新しい討論の議題が来たぞ」

ペラリと彼は紙を見せる。
そこには却下と書かれた判子付きのプリントがあった。


『ああ、前回の。
相変わらず意見を曲げませんね』


ちなみに前回の議題は教育関連。
ブッチ君がスラムで育ったように、教育環境含め生活環境が整っていない。

魔力があっても、それを使える場がないのである。

魔力について正しい知識が身につかないまま大人になっていく。


今の時代でも魔法は重要だ。
昔よりはマシになったと言うものの、やはり必要不可欠なのである。

実際、水の供給にも魔法を使っているのだから。

エレメンタリースクールがあっても義務教育としてなっていないのだ。

義務教育、というのは名前だけで実行はされていないのである。

ただお金に余裕がある、子供に少しでも未来を確立して欲しい親が行かせる。

結果、ああやってスラムが増えていくのだ。



『金だけの連中は面倒、というものですね』

【討論】→←【機械】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す