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「しょっぴくん、お昼ちゃんと食べた?」
「はい。食べましたよ。
それより、先輩。コネシマさんのこと嫌いじゃありませんでしたっけ」
「あ…あ〜…」
そう言えば、なんか露骨に顔に出してしまったかもしれない。気付かれたか。
「まあそうだね」
「じゃあ何でさっさと断らないんですか」
「…へ?あぁ、さっきの?サンドイッチ食べられたしその分しっかり返して貰いたいなぁっていう…あ、でも断ってくれてありがとう。会話続けれる気しなかったし…」
「ていうか何でコネシマさんと食べてるんですか。
俺とは食べてくれないくせに」
私にとったら、こねしまさんとしょっぴくんに面識があったことが結構驚きだ。
ただそれ以上に、しょっぴくんの放った言葉にびっくりしてしまった。
「…しょっぴくん、私とお昼食べたいの?」
直球ストレートの私の質問に、しょっぴくんは少し間を開けて言った。
「そう、ですね。
いつも一緒に食べてるコネシマさんが羨ましいし、一緒に居るAさんの友達が羨ましいです。
なんなら、一緒に残業してるのも羨ましいです」
「…そっかぁ」
しょっぴくんが私の目を見て真っ直ぐ言うものだから、思わず照れてしまった。
きっと、しょっぴくんにとってなんともない言葉なのだ。
そうでなきゃ、勘違いしてしまう。
真剣に私に言っていることが伝わってしまったから、私はその言葉が飾り気のない本心だと思ってしまうのだ。
「それはそうと先輩。
さっきの断り文句、ほんとにしちゃいませんか」
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作者名:天の河 | 作成日時:2021年8月22日 1時