リセット��『黎斗』 ページ13
消灯後、黎斗がコーヒーを片手にPCで作業をしていると、真面目な顔でポッピーが入ってきた。
ポッピー「黎斗、、」
黎斗「なんだ？」
ポッピー「やっぱりAさんの話を聞いてあげて。黎斗はAさんを傷付けてそのままだよ。」
黎斗「わかっている」
ポッピー「じゃぁ、私はこれで、、」
そう言って消えたポッピーの後ろにはAが立っていた。
驚く黎斗にAはぎこちなく軽く微笑んだ。
A「お久しぶりです」
黎斗「ああ、そうだな」
黎斗はコーヒーを入れてAと共にデスクについた。しばらく沈黙が流れた。それを先に破ったのはAだった。
A「こんな所まで押しかけて、本当にごめんなさい。」
黎斗「私に言いたい事は色々あるんだろう。よくここが分かったな」
コーヒーカップを見つめるAの目は今にも泣き出しそうだった。
泣き喚くんだろか。怒りで自分を罵るんだろうか。
それとも頬を平手で打つんだろうか。
黎斗はAが取り乱して自分を責める事をある程度覚悟した。
A「ちゃんと言って欲しかったんです。婚約は解消したって。黎斗さんの口から聞きたいの。」
Aの言葉は予想外だった。
A「黎斗さんからさよならを聞いたら、私、諦められますから」
Aはにっこりと笑った。その笑顔が黎斗の胸に痛みとして刺さる。
黎斗「A、君はそのために私を探してCRへ？」
A「ええ。黎斗さんがいなくなってから、ゼロデイのこともバグスターを作ったことも全部聞きました。そこでやっと私と結婚する気なんか無かったんだって気付いたんです、、。凄く辛かったです。最初は毎晩泣きましたよ。」
黎斗「A、、」
A「私、馬鹿だから何も知らなくて、、黎斗さんの事を、、本当に好きだったから、、」
コーヒーカップに添えられたAの指先が小さく震えているのが見えた。
視線はカップの上を泳いで虚しい笑顔がもうすぐ崩れてしまうのが黎斗にも分かった。
A「騙されてたんだって分かったのに、、、それでもいつか黎斗さんが迎えに来てくれるって言う夢を何度も見ました。馬鹿みたいでしょ？自分でも可笑しくて笑っちゃう」
顔を上げて無理矢理笑うAの顔はもう涙で濡れていた。
A「だから言って欲しいんです。君の事なんか愛してなかったって。」
涙を浮かべ、真っ直ぐに自分を見るAに黎斗は何も言う事が出来なかった。
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moon791(プロフ) - おお！久々に更新されていて嬉しいです。続きを楽しみにしております。 (2019年9月26日 5時) (
レス) id: 5e8cd81772 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - 花恋さん» この前、ツイッターでお写真見られました！元気そうで良かったです（≧∇≦） (2019年2月27日 5時) (レス) id: 526e5a9f3e (このIDを非表示/違反報告)
花恋(プロフ) - 大我の中の人…インスタには一応いますよ。投稿まだ一個ですけど(>_>) (2019年2月14日 16時) (レス) id: eb6c37d723 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - Hyuiさん» おかしなコメント、消えたみたいですね。ありがとうございます。 (2018年8月10日 6時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
Hyui(プロフ) - 零久さん» 幸恵さんだよね？こういう暴言やめなよ？ちゃんと消して (2018年8月4日 22時) (レス) id: d26fc2b26a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おおさきまいこ | 作成日時：2018年5月4日 4時
