俺の嫁は…。【雪橙】 (ページ6)

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俺の嫁は星が好き。ページ6

今日は外で食べてきたからいつもより帰りが遅くなった。

向「ただいま～…Aちゃん？」

ど深夜ではない限りいつもお出迎えしてくれるAちゃんが来てくれへん…。
まだAちゃんが眠くなる時間には早いのに…。

でもまぁ早めに眠くなって寝ちゃったのかもと思って寝室を見てもおらんくて、お風呂かなと思って浴室に行っても水の音も鼻歌も聞こえへんからおらん。

向「え～…買い物？コンビニかな？」

わりとマイペースなAちゃんは急に「無性に◯◯が食べたい」とか言うて夜が遅かろうが朝が早かろうが関係なくコンビニやスーパーに行ってしまう。今日は冷えるから「おでん！」とか言うて買いに行ってしまったんかも…。

向「靴あるわ」

迎えに行こうと思って玄関まで戻ったらAちゃんが近場に行く時用の靴が靴箱にあった。

えぇ…あの子どこ行ったん？

向「Aちゃ～ん？…あ、そういえば」

向「ただいま」
『わっ！…あ、康二くんおかえり～。早かったね？』
向「そうでもないやろ？それよりいつからおんの？早よ中入り？」
『え～…もうちょっと』

今日は月が綺麗やった事を思い出してベランダを覗いたら案の定ぽけーっと夜空を見上げるAちゃんがおった。

向「風邪ひくよ？」
『着る毛布着てるし…じゃん！蜂蜜レモンジンジャー！ホット！…だったもの！』
向「冷めてるやんw早よ入りなさいw」
『え～…あ、康二くんがひっついてたらあったかい！』
向「…あと5分な？」
『はーい』
向「いや冷た！」

何時間ココにおったんか知らんけど包み込んだ体はめっちゃ冷たいw
ちょっと早めに帰って来て良かったわ…ほっといたら何時間でもおるし下手したらここで寝落ちしてるわ。

『やっぱ月は綺麗やけど星はあんまり見えへんね～…その代わり夜景がめっちゃ綺麗』
向「君の瞳の方が綺麗だよ」
『あ！流れ星！見た！？』
向「スルーせんとってよ！そんで見てない！！」
『えーもったいなぁ』
向「キャンプ行ったらぎょうさん見れるし！」
『じゃぁ今度キャンプ行こっか～』
向「早よ行けたらキャンプで無理そうならグランピングやなぁ…寒いし」
『んふふwここより星見れるかな？』
向「見れる見れるめっちゃ綺麗よ？」

約束の5分が経って中に入りあったかい飲み物でもと思ったのに…。

『おでん食べたい』
向「コンビニ行こかw」

やっぱ「おでん！」ってなったみたいで一緒にコンビニに買いに行った。