俺の嫁は…。【雪橙】 (ページ29)

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俺の嫁は元ネイリスト。ページ29

佐「マジで昨日のは最高だったよね！？原作で神回だったからさアニメでどうなるのかと思ったけど映像だからこその演出でマジでぶち上がったわぁ！！」
『ね！先輩良すぎて推し変しそうになっちゃったw…はいライトに入れて』
佐「はーい！」

今、家にさくが来ててリビングでAちゃんにネイルしてもらってる。
俺はネイルってちょっと恥ずかしくて仕事で指定されなせんけどさくはわりと自分からすることが多くてAちゃんに頼んでネイルをしに家に来るようになった。

向「…たまには俺もやってもらおうかな」
『康二くんも？何色にする？』
佐「俺と一緒に黒にする？」
向「真っ黒ってのもなぁ…」
『藍色系で…紺とかは？あ！マグネットする？』
向「いや…キラキラは流石にw」
佐「康二なら黒茶も良さそうじゃない？」
向「普段もって思うとちょっと悩むなぁ…」

ネイルする度に手を握ってる(ちょっと語弊)2人みてちょっと羨ましいと思いポロッとでた言葉にノリノリの2人に圧倒されて引くに引けんくなってきた。

『なら…クリアにする？トップコートだけ。ツヤのある爪になるだけやからネイルしてる感じは薄いよ？』
向「ん～…ならそうしようかな？」
『佐久間くんが終わったらすぐするね～』
佐「そういや俺途中じゃんw」
『そうだよw佐久間くん黒多いけどさ次は赤とか興味ない？』
佐「赤はハードル高くないw？」
『1本だけとかだよw黒と赤でにこにーカラー』
佐「え、する」
『了解ですw』

そういう色の決め方もあんのか…ファンの子も推しのメンバーカラーでネイルとかするんやろうか？

『よし、できた』
佐「いつもありがとね～！」
『どういたしましてw次康二くんね』
向「なんか緊張するw」
『なんでw』

さくと入れ替わりで座ってAちゃんと対面する。
爪とか切ってもらって整えてくれるのはいつもの事やけど透明ってゆってもネイルをされるのは初めてで何か照れる。

『ライト当てると熱いから気ぃつけてね』
向「あっつ！？」
佐「だから熱いって言ってたじゃんw」
向「思ったより熱かったw」

普段ポケッとしてるAちゃんの真剣な顔。雑談はしてるけど目は真剣で綺麗に爪の上にネイルがされていく。この時のAちゃんの表情が綺麗で好き。
爪の手入れしてもらってる時もこうゆう表情をするからいつもまじまじ見てまう。

佐「(康二の視線がゲロ甘すぎて居心地悪ぃw)」

この表情がちょっとでも長く見れるなら…ネイルするのも悪くないかもなぁ。