俺の嫁は…。【雪橙】 (ページ26)

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俺の嫁はちょっとドライ。ページ26

Aちゃんは素直で隠し事もないタイプ。聞いたら大抵の事は答えてくれるけど逆に言えば聞かないと何も教えてくれへん。

結婚式をしようって話になった時も＿
＿＿

向「ホンマにええの？」
『だってそんな盛大にするのも康二君の職業的に…ねぇ？それに私は結婚式を挙げるって事よりも籍を入れるって方が大事やと思ってるから別に最悪式はなくても全然いいくらいw』

俺自身、Aちゃんと同じ意見で、籍を入れる事が大事で式は二の次くらいの感じやったけどメンバーが「絶対にした方がいい。Aちゃんだってウエディングドレス着たいでしょ」っていうから提案してみたけど「別になくていい」と拍子抜けな答えが返ってきた。

向「俺の職業は1回置いといてさ。ウエディングドレス着たいとかないの？」
『ん～…別にないかな？1回着たことあるし年齢的にも』
向「待って！？ウエディングドレス着たことあんの！？いつ！？誰と！！？」
『吃驚したぁ…』
向「吃驚してんの俺の方やねんけど！！籍を入れてなかっただけで実は誰かと結婚したことあったんですか！？」
『ないよw』
向「じゃぁ何で！？」
『七五三やったかな？お兄ちゃんと』
向「し…七五三？…焦ったぁ…」
『写真見せたことなかった？』
向「ないよぉ…」

あなた自分の写真嫌いであんま見せてくれへんやん…。
てか七五三ってウエディングドレス着るん？男兄弟やったから全然知らん。
＿＿

って事があって結果的には相手はお義兄さんやったし七五三ってイベントやったからよかったけど一瞬だけ俺以外の男の横でウエディングドレス着て笑ってるAちゃん想像してもうてめっちゃ綺麗やったから俺のゴリ押しでウエディングドレスの為に小規模で式を挙げる事に決めたこともある。

目「康二。これ返しとくね」
向「傘？いつ貸したっけ？」
目「前に雨に降られた時Aちゃんとたまたまあって借りたんだけど…聞いてない？」
向「聞いてません」
目「聞いてるもんだと思ってたwまぁ、返したから」

今回は今回でメンバーに遭遇して傘まで貸してるのに何も聞いてないよAちゃん。
前に雨に降られて濡れた！って帰ってきたけど絶対にこの日やん。

向「めめに遭遇したのも傘貸したのも聞いてないけど」
『だって聞かれてないし？』
向「いやコレは言うやろ！？」
『そうなんや…じゃぁ次は言うね』
向「ホンマかいな…」

＿＿

佐「康二！昨日猫カフェでAちゃんにあったんだけどさ」
向「だから聞いてへん！！」

やっぱ聞かな言わんやんw