俺の嫁は…。【雪橙】 (ページ17)

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俺の嫁はたぶんモテへん。ページ17

向「なぁ…Aちゃん俺の嫁やからな？」
佐「どうした急に」
渡「んなもん知ってるっつーのw」

じゃぁ何でいつもAちゃんの話を聞きたがって食料貢ぐねんな…。
仲良くしてくれるのは嬉しい。嬉しいけどここまでAちゃんAちゃん言われたら正直ちょっと感くぐってまう。

深「何考えて不安がってるのかが手に取るようにわかるなw」
岩「いやまぁ…確かに俺も康二サイドだったらちょっと不安になるかも」

分かってる。皆がそんな人ちゃうって分かってるけど…。

渡「Aちゃんには失礼だけど…正直、メンバーの奥さんとかが無くてもAちゃんはそういう対象にはならんかも」
向「なんでよ！！Aちゃん可愛いのに！！」
渡「うん。可愛い。可愛いけどこう小動物的な？」
舘「子猫とか」
目「子犬的な？」
向「俺の嫁な？」
阿「と言うより親戚の子？」
岩「姪っ子とか」
向「だから俺の嫁なんよ」
深「妹じゃない？」
向「嫁言うてるやろ」
ラ「…孫？」
佐「それだ！」
向「やから嫁やって！てかラウール年下やろ！何や孫って！！」

そういう対象ではない事はめっちゃわかったけど人の嫁さん何や思ってんねん。

深「ファーストコンタクトは確かに可愛い子だなって普通に思うんだけどさ」
阿「何回か会ってどんな子か分かってくると…」
岩「あ、この子見てないと死ぬって」
向「どういう事」
目「俺が言うのもアレだけどちょっとボーってしてるっていうか」
佐「何回ふわふわしてるからさ庇護欲が勝つんだよね」
渡「あのタイプは老若男女に好かれるけどモテるタイプではないな」
舘「恋愛云々の前に心配が勝つからね」
ラ「康二君からの話を聞いてても心配するもん。ご飯食べてるかな？とかちゃんと布団かぶって寝てるかな？とか」
向「オカンなん？」

何か…こうやってAちゃんのママが増えてんなって痛感した。
確かにAちゃんは心配になる程生活力ないからな…。最近はマシやけど。

向「Aちゃんって学生時代モテた？」
『そんな事ないよ？高校も女子校ってのもあったとは思うけど共学やった小中も別に何もなかったし…あ』
向「あって何！？」
『友達からの事後報告は何個か』
向「事後報告？」
『卒業してから人伝に誰々があんたの事好きやってんで！みたいな？皆卒業の時は父親？って思うくらい心配されたけどその頃は別に惚れてるを過ぎてたらしい』

それ惚れた対象からあまりのポンコツに心配が勝ってそれどころじゃ無くなったやつでは…。