【ONE PIECE】またいつかお会いしましょう (ページ6)

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106話ページ6

｢改めまして、海軍中将のAです
どうぞよろしく｣

後日きちんとした場を設けてAが挨拶をすると、その場は大いに盛り上がった

｢本当に本当のA中将だ！｣

｢女が増えた！｣

そんなことを言いながら統制の取れていないG5の海兵たちがAの周りに集まる

予想以上に騒がしくなったため、Aが若干戸惑っていると容赦なくスモーカーが海兵たちを一括で黙らせた

｢悪いがまぁ、こんなんだ…あとは慣れだな｣

スモーカーがAにそう言うが、Aはそこまで気にしていなかった

｢本部より何倍もマシですよ
新参者なのでどうかお手柔らかに｣

Aが笑顔で海兵たちに言うと、また一層騒ぎ出す

｢スモやんと同じ階級とは思えねぇよ！｣

｢新聞で見たより断然かわいいしな！｣

話が違う方向にもズレて、うるさくはあったが、海軍本部で常に冷たい目線に晒されるよりかは遥かにマシだった

｢でも新聞の写真ほど強そうじゃねぇよな～｣

しかしこの瞬間、盛り上がっていた空気が一瞬で冷えた

Aが海兵の方を見つめる、スモーカーがAを止めようとしたがそれよりも早くAはその海兵の胸ぐらを掴んだ

｢いいでしょう、訓練場に降りてください
5分後に始めるのでそれまでにここにいる海兵できるだけたくさん集めておいてくださいね｣

その冷えきった声に胸ぐらを掴まれた海兵は恐れ戦くが、周りは何故かまた盛り上がり始める

頂上戦争で現在四皇の1人とも呼ばれる黒ひげとやり合った、白ひげとも戦った、などという噂が本当かどうか、その目で見たかったのだろう

そうして5分後、訓練場にAとその他海兵が降りてくる

野次馬の者もいれば、本気で戦って一泡吹かせてやろうと考えている者もいたが、スモーカーとたしぎとヴェルゴは少し離れた場所で見ていた