らんぺいじぼーい。

29日 ページ45

『えーっと、1ヶ月間ありがとうございました』






『またその内プライベートで遊びにきますね』




今日は29日。




東京に帰る日。




不安や緊張もあるけど、メンバーがどんな感じで成長したのか見るのが楽しみ。






関:「待ってる。ちゃんと周り見て行動するんだぞ」

『セキさん母さんみたい』

関:「こんな聞き憶え悪い子供を産んだ覚えは無い」

『ひっど笑』



こんなでもお家では優しかったんだよ。何がとは言わないけど。







…何がとは言わないけど。









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『あ』




扉の開く音がする。




『もう来ちゃったのか』

関:「東京でも元気で。メンバーさんにもよろしくな」

『やっぱ母さんですね！じゃあ！』




後ろで「オイ」と困ったように笑うセキさんを背景に新幹線に乗り込む。





お小遣いもくれるとか、実家の母さんそのもの。





大阪、楽しかったなぁ…。









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『んぅ…』





何とか到着した(寝てただけ)




じつは、メンバーには内緒で帰って来たから、俺が東京にいることは知らない。




ていうか、俺も陣さん、海青さん、翔平さんがSASUKEに出ること知らなかったし、これでevenだよね。









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『ぅわ、懐かしい…』




外装は出てきたときと同じまんま。




変わったところといえば、花壇が出来た事。




まだ何も植わってないけど、ここが色とりどりの花で埋まるのが楽しみだな。









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『ただいま〜…』



誰もいない家の中に呼びかける。




内装も変わってなくて安心。









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自室も何ら変化は無い。




少し埃被っちゃってるけど、まあ掃除すりゃどうにかなる。





『っあ、セキさんに連絡しなきゃ…』



無事に到着した事をセキさんに報告。






《無事に東京つきました〜！ また連絡しまーす！！》






『自撮りもつけちゃろ』




自分の部屋をバックに、ピースで撮った写真を一緒に付けて送った。









自撮り送るって…さっきまで一緒に居たのに。









そう思った皆さん、安心して。俺もです。









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『思ったより入ってる…』


リビングに戻って冷蔵庫を開けると、そこには新しめの食材が入っていた。



サプライズで何か作っとこ。









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『これで良し…っと』


メンバー分のオムライスを作り終え、一息つく。




？:「っえ」




玄関から聞き知った声がした。

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