セキさんのおうち ページ37
『は、こんなとこ住んでるんすか』
普通のアパートの一室だと思っていた(失礼)のに、そこそこ良いお家に住んでらっしゃる…。
関:「ん、安かったし」
暫くは寮暮らしだって聞いてたんだけど、それも終わったみたい。
一人暮らしいいなー!!!!(クソデカボイス)
…ハイ。
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『お邪魔しまーす』
関:「ちょっと散らかってるけど、気にしないで」
…全然散らかってないじゃん。
中は黒と白を基調として別なカラーが所々入り混じってる感じ。セキさんらしいっちゃらしい。
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関:「…あんまジロジロ見られると、ボロが出るから」
そう言って苦笑するセキさん。
俺が立ったままぽけーっと部屋を眺めてたからかな。
『わ、すみません!』
関:「別にいいけど笑」
そう言ったあと、何かを思い出したかのように俺に話しかけた。
関:「そういえば、荷物は奥の空き部屋に置いといたから」
『何から何まで本当にありがとうございます〜…。申し訳ない…』
関:「別にいいって。空き部屋一応掃除はしたけど、気になるなら自分でよろしく」
『了解です』
奥の部屋…。ちらっとだけ見に行こっかな…。
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『ぅわ…』
奥の部屋。
広いとは言えないけど、俺にとっては丁度良い大きさの部屋。
冷房、暖房は完備されてて、ミニテーブルもある。作業するのに丁度良い。
クロゼットも置いてあって、1ヶ月の間借りれそう。
関:「大丈夫そう?」
『わっ!』
いつの間にかセキさんも来てたみたい。後ろから声がして驚いた。
関:「ごめん笑 脅かすつもりは無かったんだよ」
謝ってないでしょ…笑ってるもん…。
『まあ…。それより、こんな大層なお部屋お借りしちゃって…』
関:「大層ってほどじゃ無いだろ笑 ベッドが無いのがアレだけど」
まあ、寝床に関しては、ね…。いっしょにねるもんね…だいじょうぶ。
『問題無いです』
関:「そ、良かった。まあ、荷解きでもしてな」
そう言って部屋を出て行くセキさん。荷解き…。1ヶ月分の服なんて持ってきてないよ?せいぜい一週間分ぐらい。
あと変装道具。帽子とサングラス、黒マスク。これは遠征の時もマスト。
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『…色々と心配すぎる』
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雑多おむらいすVII(プロフ) - YUKARI♪さん» ありがとうございます! そう言っていただけて嬉しいです! これからも頑張りたいと思いますので、宜しくお願い致します! (2019年11月16日 21時) (レス) id: 368f6167fa (このIDを非表示/違反報告)
YUKARI♪ - 作品初めて読みました!最初から最後まで読みましたが続きが気になります。楽しみにしてますね! (2019年11月16日 10時) (レス) id: ac04f3e538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雑多おむらいす | 作成日時:2019年11月6日 23時