らんぺいじぼーい。

別れの日 ページ34

其れから毎日、俺は鈴野さんに送り迎えをしてもらい、ストーカーの被害がこれ以上広まらない様にした。




ストーカー被害にあってる事をヒロさんに話し、自分は1ヶ月間の活動休止、という状態に。




ヒロさんは驚いた様だったが、俺の気持ちを察してくれた様で。




公には「体調不良」という話で通してもらった。




ヒロさんには本当に頭が上がらない。









そして今日、俺は大阪へ旅立つ。




陸:「変な人にはついて行っちゃ駄目だよ？」

壱:「大阪以外と危ないねんから気をつけるんやぞ」

神:「連絡、1日1回は送る事！」






『そんなに…。たったの1ヶ月でしょう…』






心配性すぎるメンバーを前に、溜息をついてしまう。何故こうもこの人たちは我が子を心配するかの様に俺を心配するのか。




L:「まあまあ、可愛い子には旅をさせよ、だろ？」

陣:「せやなぁ。無事帰ってきてくれれば其れでええんやから」



力也さんと陣さんの親味が激しい。でも好き。




龍:「彼奴、またいたら今度こそ通報するから…。なるべく早く帰ってきてよ」

『龍ちゃん…(可愛いかよ)』


飼い主を待つ子犬の如く(？？？)


龍ちゃんの可愛いところが見れて俺は満足やで。









．
『あ…』


新幹線が到着し、扉が開いた。


『えと、じゃあ…』

L:「うん、気を付けて」

陣:「無理するんやないで」

壱:「待ってる」

陸:「まあ、警察が出てきたら帰ってきてもらうけど笑」

神:「無理しないで、迷惑かけない様にね」

龍:「…まってる」




メンバーの心優しいコメントに涙が出そうになる。堪えて笑顔で



『…行ってきます』




そう言った。

大阪→←マネージャーさんに

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