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神:「何でって…Aが戻ってこないから心配したんじゃん」


後ろにいたのは健太さんだった。心なしか息が上がっている。もしかして、いろんなところを探し回っていたのだろうか…。
面目が立たない。


『すみません…』

神:「まあ健太はだいじょぶだけど…。戻りにくいよね〜」


そう言って俺の隣に腰掛ける健太さん。


神:「陣さん反省してたよ。何で話聞いてやらなかったんだろうって」

『…』


健太さんはポツポツと、俺がいなかった時のことを話し始めた。





























Kamiya side

Aが出て行った。俺を含むメンバーは、Aの変わり様に驚き、何もする事が出来なかった。


陣:「…これ、あかんよな」

静寂をといたのは陣さん。Aに対して1番切れてた人。


陸:「まあ、ねぇ…。陣くんがちゃんと話聞かなかったってのもあるしね」

Aを除くメンバーでの話し合いが始まった。




















龍:「あの、」


何かもの言いたげな顔で話し出す龍。


龍:「これ、言って良いかわかんないですけど…。昨日一緒にいた男の人、Aの親友さんですよ」

陣:「…さっき言っとった人やんな」

龍:「はい。で、その男の人は4年間?付き合ってた女性に振られちゃったそうで…。それでAが慰めようと、ご飯に誘ったらしいんです」



…何も知らないのに切れてたってこと?






そりゃAも怒るわな…。






























神:「まあ、こんな事があったってわけ」

『なるほど…』


龍ちゃんが全て話してくれた様で。


『でも、俺、あの家にはしばらく戻りません』

神:「えっ、何で?」


あそこにいるのが怖いから。







また、人に当たってしまうかもしれない。







傷つけてしまうかもしれない。







それだけは絶対ダメ。







大切な仲間だから。






『ここにはしっかり来ます。連絡もします』

神:「だからって…。行くアテは?」

『知り合いの方の家に行こうかと…。お兄さんの様な方がいるので…』


まあ、セキさんって言うんですけど。毎回こういう時に快く受け入れてくれるのはセキさん。将来良い旦那さんになるんだろうなぁ、なんて思う。


神:「けんたは別に良いけど、他のメンバーには言わなくて良いの?」

『置き手紙していきます。明日、ある程度の荷物を回収する予定なので』

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雑多おむらいすVII(プロフ) - YUKARI♪さん» ありがとうございます! そう言っていただけて嬉しいです! これからも頑張りたいと思いますので、宜しくお願い致します! (2019年11月16日 21時) (レス) id: 368f6167fa (このIDを非表示/違反報告)
YUKARI♪ - 作品初めて読みました!最初から最後まで読みましたが続きが気になります。楽しみにしてますね! (2019年11月16日 10時) (レス) id: ac04f3e538 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雑多おむらいす | 作成日時:2019年11月6日 23時

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