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巨人再来 ページ19

日は変わって、今日は樹さんと一緒にショッピングに来た。まあ、お目当はお洋服。樹さんセンスで俺をコーディネートしてくれるとのことだった。



『樹さん…』

樹:「ん、どした?」


洋服が掛かっている棚から目を離さずに返事をする樹さん。凄いなこの人…。


『ちょっとお手洗い行ってきますね』

樹:「了解。この店でて右な」


方向まで教えてくれる樹さん、将来はきっといいお父さんになる。










































何で方向教えてもらったのに迷子になるかね…。

まあ、さっきの道には戻ってこれたからいいものの、トイレへの看板がなかなかに見辛くて、5分ぐらい彷徨ってしまった。はたから見たらただの変な人だよ…。


?:「よ」

『!?!!?!?』


頭の上から声が降ってきた。




上からって相当じゃん?




巨人しかいないじゃん?




…逃げよかな。





?:「何でそんな驚いてるわけ? 俺だよ」

『っあ、晶さん!』


挙動不審な俺をみて察したのだろうか、笑いを含んだ声で俺に声をかけてきてくれた。


晶:「なんか、前にもこんなことあったよね」

そう言って笑う晶さん。

『ありましたね。こことは違うところでしたけど』

つい最近のような気がする。


『今日もお一人ですか?』

晶:「まあ、うん。ちょっとぶらぶらっとしてただけ」


こんな長身が街を歩いてたら目立つよなぁ、と思いながら話を聞く。


晶:「Aは?またメンバーさんと?」

『まあ…っていうか、そろそろ戻らないと怒られる!』


樹さん怒ると怖いからさ…。



晶:「それは大変だ。はよ戻りな」

『戻ります! また何処かで!』


仏のような笑顔で手を振ってくれる晶さん。あの人からマイナスイオンでもでてんのかな、何て思うぐらい浄化された感じ。































『っはぁ、すみませ、ただいま戻りました』

樹:「めっちゃ息切れてんじゃん。そんな急がなくても良かったのに」


膝に手をついて肩を上下に動かしている俺をみて少し笑ったように言う樹さん。


『待たせたら…いけないかなって…思って…』

樹:「そんなことで怒らないよ俺は」

そう言って笑った。


急いだ意味…無かったんじゃん…?

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雑多おむらいすVII(プロフ) - YUKARI♪さん» ありがとうございます! そう言っていただけて嬉しいです! これからも頑張りたいと思いますので、宜しくお願い致します! (2019年11月16日 21時) (レス) id: 368f6167fa (このIDを非表示/違反報告)
YUKARI♪ - 作品初めて読みました!最初から最後まで読みましたが続きが気になります。楽しみにしてますね! (2019年11月16日 10時) (レス) id: ac04f3e538 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雑多おむらいす | 作成日時:2019年11月6日 23時

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