珈琲とイケメンと ページ15
今日はAMAZING COFFEE にお邪魔している。カメラマンさんは隠れて撮ってるよ。俺は居場所を知ってるけど、ばれないように撮ってもらってる。
まあ、何故此処なのかというと、イケメンがいるからで。
そのイケメンというのは
哲:「A〜、ごめん、待たせたかな」
『全然!大丈夫ですよ!』
EXILE、EXILE THE SECONDのパフォーマー、哲也さんである。以前からお世話になっていて、先輩方の中では仲が良いと言っても過言ではない。
今日はそんな哲也さんとぶらぶら散歩することになっている。
哲:「いや〜、久々だねぇ。Aとこうやってのんびりするの」
『そうすね〜! 最近はお互いに忙しい時期でしたからね…』
そんな話をしながら街中を少し歩く。秋晴れの空の下、太陽に照らされて歩くのはとても気持ち良い。少し風が冷たいが、歩いているとポカポカしてくる。
哲:「そういえばさ、写真集ってどんな感じになるの?」
『そうですね…普段の生活を沢山撮って貰って、その一部を皆さんに紹介する形で』
哲:「成る程ねぇ…。俺らでさえまだ写真集なんて出したことないのに」
そう言ってドスッと俺の肩を殴る哲也さん。地味に痛かった…。
『俺は欲しいスけどね…』
哲:「嬉しいこと言ってくれるじゃ〜ん」
『だって…てか痛い痛い痛い!』
俺の肩をベシベシ叩いて喜んでいる様子の哲也さん。割と力を込めて叩いているのか、だんだん痛くなってきた。
哲:「あぁ、ごめん」
そう言って笑う。笑い事じゃないんだが…。
哲:「でも、」
哲:「俺が写真集出したら、1番に貰ってくれる?」
真面目な顔して言う哲也さん。その顔はどこか寂しげで、少し嬉しそうで。何とも言えない顔に、俺は「はい」としか言えなかった。
哲:「ありがと〜、まあ、出すかわからないけど!」
そう言ってハハッと笑った。
さっきのあの何とも言えない顔は何だったんだろう…。
155人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雑多おむらいすVII(プロフ) - YUKARI♪さん» ありがとうございます! そう言っていただけて嬉しいです! これからも頑張りたいと思いますので、宜しくお願い致します! (2019年11月16日 21時) (レス) id: 368f6167fa (このIDを非表示/違反報告)
YUKARI♪ - 作品初めて読みました!最初から最後まで読みましたが続きが気になります。楽しみにしてますね! (2019年11月16日 10時) (レス) id: ac04f3e538 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雑多おむらいす | 作成日時:2019年11月6日 23時