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you side
私は今、玲於に真正面から抱き締められている。
何この状況...
玲於「...好きだ。」
一瞬、時が止まったような気がした。
今、“ 好きだ ” って言った...?
頭が混乱していてついていけない。
「......れ、れ、玲於?」
やっとの思いで名前を呼ぶと、玲於は私の腰に回していた手を離した。
玲於「...聞いて欲しいことがある。」
「な、に...」
そう聞くと、玲於は1回深呼吸をしてから口を開いた。
玲於「Aのことが好きです。
ずっとずっと、好きでした。
今まで冷たい態度取ってごめん。
......俺と、付き合って下さい。」
「...」
何も言えなかった。
私の目の前に広がる世界は夢なんじゃないかって思った。
でも、夢なんかじゃない。
玲於は私のこと、嫌いなんかじゃなかったの...?
玲於「...ごめん。いきなりすぎたよね。返事はい...」
「好き。」
気付いたら口走っていた。
玲於「え?」
驚いた顔で見つめられる。
「私も、玲於のことが好きです。
こんな私で良かったら付き合って下さい。」
...これが、今の私の気持ち。
私がそう言うと、顔を真っ赤に染める玲於。
玲於「う、うそだろっ...やべぇ、、」
...反応が可愛いんだけど!
いじめたくなる、これは笑
「玲於、大好きだよ。」
玲於「なっ...!」
案の定、今度は顔から湯気が出るんじゃないかってくらい真っ赤に顔を染める玲於。
ふふっ、いじめすぎちゃったかな笑
玲於「...俺は、愛してる。」
「っは?!!」
今度は自分の体が熱くなっているのが分かった。
...やだ、もう恥ずかしい!!
玲於「へへ、A顔真っ赤〜〜お返し!」
「はぁ?!もう玲於嫌い!!!!」
玲於「......」
嫌いって言ったら拗ねちゃった。笑
「嘘だよ、私も愛してる。」
玲於「...っせえな、、んなの知ってる。」
カッコつけてそう言う玲於の顔は嘘をつかない。
耳まで真っ赤に染めてニヤニヤしてるの見えてますから笑
「ええー?嫌いって言われてついさっきまで拗ねてたのはどこの誰ですかあ。」
玲於「...うっせえな、その口塞ぐぞ笑」
「塞げるもんなら塞いでくださいーだ笑」
チュッ_____
玲於「...愛してるよ、A。」
「...私も愛してるよ、玲於。」
こうして私たちはやっと結ばれた。
これからもずーっと、二人でいれますように。
〜 fin 〜
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片寄涼太&帆都大好き - 子供ができてからの生活が見たいです! (2018年4月22日 21時) (レス) id: 4515428df5 (このIDを非表示/違反報告)
A.T(プロフ) - リクエストです。番外編でpinkが見たいです。 (2018年3月8日 22時) (レス) id: ba8b15f527 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:non | 作成日時:2018年2月15日 19時