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you side



ブーッブーッブーッブーッ


「...んっ」


スマホの着信音で目が覚めた。


涼太「...あれ、A起きたの?」


「あ、涼太くん。なんか電話鳴ってたみたいで...ちょっとごめん。」


涼太「うん。」


個室を出てスマホを開くと隼からの不在着信が3件。


掛け直そうとするとちょうどまた電話が来た。


「もしもし?」


隼「出るの遅い!!!!!!」


出て早々お叱りですか、隼さん。笑


「...おかげさまで目が覚めました。」


深夜1時にこんな起こし方してくる人間初めて見たよ...全く。


隼「あ、それはごめんごめん笑」


「いいけど笑 で、用件は?」


隼「...玲於が倒れた」


「えっ」


隼「あいつ話してたらいきなり倒れたんだよ...


でも俺どうしたらいいか分かんないし、A来てくれない?」


「分かった。玲於の家?」


隼「うn」


隼の言葉を最後まで聞くことなく私は電話を切った。



玲於...大丈夫なの...



急いで個室に戻り、涼太くんに事を伝えた。


「ごめん、私帰らなきゃ!」


涼太「...A?」


「玲於が、、倒れたの。」


涼太「...!?そっか」


涼太くんの顔はなぜだか少し寂しそうだった。


でもそんなこと心配してる場合じゃない。


「ごめんね。」


そう言って私は財布からお金を取り出そうとした。


涼太「何してるの?早く行かなきゃいけないんでしょ。」


「でも、お金...」


涼太「俺が奢るって約束だろ?気にしないでいいから、ほら。」


「...ごめん、涼太くん。ありがとう。」


涼太「いいから。早く行ってあげて。」


「うん...」



涼太くんの優しさを背中に、私は玲於の家へと急いだ。

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設定タグ:佐野玲於 , GENERATIONS , LDH   
作品ジャンル:恋愛
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片寄涼太&帆都大好き - 子供ができてからの生活が見たいです! (2018年4月22日 21時) (レス) id: 4515428df5 (このIDを非表示/違反報告)
A.T(プロフ) - リクエストです。番外編でpinkが見たいです。 (2018年3月8日 22時) (レス) id: ba8b15f527 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:non | 作成日時:2018年2月15日 19時

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