ネット界のスーパー歌い手はキメツ学園在席中 [壱巻]【鬼滅の刃】【アイドルパロ】

ライブ　パート４　嬉嬉のそれから。 ページ20

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案の定、４人は来なかった。
それからの学校生活はつまらなかった。
でも４人の言う事は正しかった。
私が間違ったまま押し切ろうとした。
謝ろうと思ってももう遅い。
簡単には会えない。
私なんぞ忘れて下さい。
沢山のファンに囲まれて下さい。
私も何千人といるファンの一人に過ぎない。
友達だから、という理由で特別扱いしないだろう。
いや、今の私には“友達だったから”のほうが相応しい。


私は謝りたかった。
だから少しでも近づけるよう、歌い手を始めた。
名前はそう、―、Wind。
Windとは、風。

‘昔４人が風みたいなきれいな声’

って褒めてくれたから。
苗字が太刀風で、“風”という文字が入っているから。
今では、ファンがいる。
でもかまぼこ隊と肩を並べられはしない。
比べ物にならない。

私が歌い手を始めた理由、それは、
４人に謝りたいからなんだ。

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ラッキーカラー

あずきいろ

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