138 ページ42
「好きです。」
29歳、2児の母の私、職場の人に告白をされています。
それに、前財布を届けてくれた、坂本先生。
「お子さんがいるのは分かっています。それでも想いを伝えたくて…」
私より10歳も上で、腕もいい彼が、なぜ私なんかを好きに…
『お気持ちすごく嬉しいです。でも…お答えできません。子供達の父親にも再会できて、幸せに過ごしているので…』
「はは、そうだよね。困らせてごめんなさい。」
そう言うと、何事もなかったように去っていった。
あの返事で、よかったのだろうか。
確かにすごく嬉しかった…けど、私は何があっても零が好きだ。
「新庄さん、一緒にお昼食べましょう?」
『あ、はい。お弁当取りに行ってきますね。』
同僚達との会話中も、坂本先生の告白を考えて、よく聞こえない。
「大丈夫?すごくボーッとしてるけど…」
『っ、すいません。』
「また、旦那さんのこと考えてたんですか〜?ニヤ」
『旦那なんていませんよ!?』
「けど、もうほとんど旦那さんじゃないですか?再会して、どこまでいったんですか?」
これが男の人だったら、私はセクハラで訴えるレベルだけど、よしとしよう。
『……キスまで…』
「え〜!ならもう結婚する未来しかないじゃないですか!」
『そうですか…?』
意外と零って、シャイだからプロポーズも恥ずかしがりそう。
それでも…私は、零と結ばれたい……
371人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
奏 - 106話なんですが、目覚まし時計が目指し時計になってました!! (2020年7月3日 15時) (レス) id: 4366abe273 (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - ありがとうございます!これから受験で思うように、更新できないかもしれませんが、温かい目で見守っていただけると、幸いです。 (2020年1月10日 22時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
綾 - 何回読み直しても、凄く面白いです! これからも更新頑張ってください! (2020年1月9日 23時) (レス) id: ca55126345 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:利香信者 | 作成日時:2019年12月15日 11時