幸せ家族計画！【降谷零】Part3

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『……おかしな夢…』



あんなリアルな夢、初めて見たかもしれない。



指輪をつけている感覚も、風に当たる感覚もある気がした。



できるなら、覚めてほしくない夢だった。



あの先が気になる、気になって仕方ない。



蓮「……ママ」



『おはよう。早いお目覚めだね。パパは疲れてるみたいだから、起こさないであげて。』



蓮「わかった！」



『一緒にみんなの朝ご飯作ろうか。』



蓮「やる！すごく楽しそう！」



簡単にサンドイッチでいいかな、零のサンドイッチには劣っちゃうかもしれないけど。



『このパンに、具材を乗せてって。』



蓮「こんな感じ？」



『上手だよ。そういえば、煌はまだ寝てるの？』



蓮「うん。昨日おれより寝るの遅かったもん。パパ待つって言って起きてたよ。」



『そうなの、ゆっくり寝かせてあげようね。』



最近会ってなかったもんね。



蓮「パパは今日お仕事ないの？」



『あるけど、お昼から行くんだって。それまでは一緒にいられるよ。』



蓮「パパは忙しいね。そんなに悪者がたくさんいるの？」



『そうなのかな？私たちが知らないだけで、世の中には悪い人がたくさんいるのかもしれないね。』



蓮「パパは悪者ばっかりと戦って、嫌じゃないのかな？」



『それはわからないなぁ。あとでパパに聞いてみたら？』



蓮「そうする！」

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