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『零、なんか変わった…?』



零「そんなか?」



『今まで見た中で、一番零らしくない。』



髪も少し伸びていて、髭なんて伸びていて、もはや無精髭レベル。



零「ここ1週間、そんなこと気にしてなかった。あっ、そういえば風見に誰ですかって聞かれたな。」



『ほら、それくらい違うの。手入れしてきて。風見さんでも誰か聞くって事は、子供達なんて、知らないおじさんが来たって喚くよ』



零「おじさんって…まだ29歳」



『子供達にとってはおじさんよ。』



零「これでもポアロのお兄ちゃんって呼ばれてるんだ。」



『はいはい、じゃあお兄さんね。とにかくその髭だけ剃ったら?』



零「……そうする」



渋々って感じで、洗面台に向かっていった。



しばらくして、戻ってくると何かすごくしょんぼりした様子で帰ってきた。



『どうしたの?』



零「……鏡見たら、知らないおじさん立ってると思ったら、自分だった…」



『ドンマイ。』



零「昼間帰ってきたら、子供達に逃げられてたと思う。」



『私だけでよかったね。』



零「出来れば、穂花にも見られたくなかった…」



『これから気をつければいいだけよ。それにそんな姿見ても、幻滅しないし。』



そう言うと、彼に笑顔が戻る。



零「そんなこと言ってくれるの、穂花だけだ。」



『本当?零目的に来るポアロの人達だって、そう言いそうだけど。』



零「その人たちは俺が好きなんじゃない。安室透が好きなんだ。本当の自分じゃない。」



『……私は安室透でも、零でもどっちでも好きだよ。だって零であることには変わらないもん。多分子供達もそう思ってる。』

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- 106話なんですが、目覚まし時計が目指し時計になってました!! (2020年7月3日 15時) (レス) id: 4366abe273 (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - ありがとうございます!これから受験で思うように、更新できないかもしれませんが、温かい目で見守っていただけると、幸いです。 (2020年1月10日 22時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
- 何回読み直しても、凄く面白いです! これからも更新頑張ってください! (2020年1月9日 23時) (レス) id: ca55126345 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:利香信者 | 作成日時:2019年12月15日 11時

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