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東都水族館に着き、自分が出せる最大限の速さで観覧車へ向かった。
『…こんなに人が……間に合わないじゃない。』
あんだけ特集やってたら、人が来るに決まってるか。
仕方ない…、関係者入口から入るしかなさそう。
小柄な私は、バレずに観覧車の裏口まで来ることができた。
そこには何やら作業している零がいた。
邪魔してはいけない、そう思って黙って見た。
ボツボツ何か言いながら作業していて、それが爆弾解除だと気づくのに時間はかからなかった。
零なら解除してくれる、そう思った。
いつになったら、私がいることに気づくだろうと思っていると、急に電気が消え、暗闇に包まれた。
『…っきゃ！』
零「……穂花！？なんでここに！？」
『あんな電話聞いたら、来るに決まってるでしょ！』
零「絶対俺から離れるな。」
『わかった。』
そう返事すると、暗闇の中で零が微笑んだ気がした。
「くっ…こう暗くなっては、配線の見分けがつかない…」
『時間内に解除できるかな…？』
零「もう少しで解除できるというのに…肝心なところで視界を奪われた。」
スマホのライトを使おうとしたが、充電がなく電源がつかない。
『なんでこんな時に…あっ、光出てきた』
「何が起きたか分からないが、これなら…」
手元見て、少し微笑んだ。
「よし！！配線も雷管も判別できる！！」
『よくわかんないけど…よかった。』
「集中しろ…焦らず慎重に…そして急げ！」
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奏 - 106話なんですが、目覚まし時計が目指し時計になってました!! (2020年7月3日 15時) (
レス) id: 4366abe273 (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - ありがとうございます！これから受験で思うように、更新できないかもしれませんが、温かい目で見守っていただけると、幸いです。 (2020年1月10日 22時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
綾 - 何回読み直しても、凄く面白いです！ これからも更新頑張ってください！ (2020年1月9日 23時) (レス) id: ca55126345 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：利香信者 | 作成日時：2019年12月15日 11時
