幸せ家族計画！【降谷零】Part3

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蓮「もうクリスマス終わっちゃうね。」



煌「もっとクリスマスがあったらなぁ…」



『確かにもっとあったらいいね。でも1年に1度だからいいんじゃないかな。毎日クリスマスだと飽きちゃうかも。』



って、言ってもよく分からないか。



『ほら、もう寝よう？』



蓮「眠れない…」



煌「パパがいないと嫌だ。」



『でも、パパお仕事の電話かかってきて、もう帰っちゃったでしょ。』



蓮「そうだけど…」



『じゃあ、久しぶりに絵本読んであげる。』



最近新しく買った、ブレーメンの音楽隊を持ってきた。



読み終わる頃には、2人は目がしょぼしょぼしていて、時々頭をこくんっと倒したりして、つい笑ってしまった。



『おやすみ。』



静かに部屋から立ち去り、皿を洗って、一服した。



零からもらった、ネックレスを試しにつけてみると、イニシャルが書いてあることに気づいた。



『……最高のクリスマスプレゼント』



いつの間に買ったんだろう…



私のために買ってくれたんだと思うと、嬉しくって堪らない。



なんか、青春時代に戻った気分。



キスも、ハグも零は私に好意があって、したことなのかな。



それだったら…嬉しい。



けど、あの時は事件があったから、気持ちに整理がついてなくって、勢いでって可能性も…



いや、零はそんな勢いでってそんなことする人じゃ……もう自分の都合のいい方に考えちゃう！



眠って、頭落ち着かせよ…



大の字で眠っている2人を、起こさないように部屋の扉をあけて、私は眠りについた。

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