【ONEPIECE】愛人は長期休暇です。 (ページ10)

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ウソップ「ややっ！！！前方に岩場発見！！」

ルフィ「ほんとかっ！！？」

ちょっとかっこいいゴーグルをしながらウソップ君が報告をした。

岩場を見つけたら休憩をする、という条件のもと、頑張るというとの事。

………私が色々考えてた時にどんだけやり取りしてんのよこの子ら………。

ルフィ「休憩タイムだーーーーーーーーっ！！！！」

ウソップ「速ェな」

岩場の存在を見つけた瞬間いの一番にすっ飛んでいく我が弟。

うぅむ、子供時代を思い出す。

あの頃はあんなに急いでてもエース達の方が速かったけど………ここまで成長したとは…。

周りに引かれながらもおろおろと感動して泣く真似をしていたらすっ飛んで行った筈の弟がこっちへ走ってきた。

ルフィ「大変だーーーっ！！」

「なんだ！？あいつ戻ってきたぞ…」

「大ケガして死にそうな鳥がいっぱいいるんだ！！チョッパー来て治してやれよ！！」

チョッパー「う…うんわかった！！」

私の弟はなんて優しい子に育ったのかしら……………と、元々目を抑えていたハンカチを強く握っておいおいと泣いていたが、

ビビ「鳥！！？ちょっと待ってルフィさんその鳥って…まさか…！！！」

『ルフィお前荷物置いていったんじゃないだろうな！！？今すぐ回収しろ！！！』

1年にあるかないか位の冷や汗がどっと流れる。

アラバスタに訪れた際には気を付けないといけない事があったのをすっかり忘れていた。

あっけらかんとする弟のクルーたちを置いて、急いで岩場に向かった。

『どうか無事で居てくれよ私らの荷物…！』