【ONEPIECE】愛人は長期休暇です。 (ページ16)

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「＿＿夜になっちゃったわね…」

「しかし何だこの昼と夜との温度差は」

「………砂漠の夜は氷点下まで下がるから」

「ニッキシッ！！！氷点下ァ！！？」

『私はアンタが氷点下という言葉を知ってることに驚いた。』

何とかラクダに乗る2人に追いつき、砂に囲まれた場所を歩き続けると、いつの間にか夜になっていた。

途中バカでかいカエルに襲われそうになったり体力とスピードそれぞれが全員バラバラなせいか前へズンズン進んでいく組と途中でよちよち歩きと同じようなスピードで追いかけてくる奴、逃げ足だけは早い長鼻等、様々なアクシデントがあったものの、無事合流出来て良かった。

………呑気に眠い目擦りながら起きてきた我が弟に若干の怒りを持ったのは内緒だ。

ビビ「あそこ！！明かりが見える！？」

ルフィ「着いたのか！？"ユバ"に！！」

ルフィ「……砂が舞っててよくわかんねェや…！！！」

……………夜だからなのだろうか、オアシスと謳われた"ユバ"の姿は、どこにも感じられない。

天然の砂嵐にしては過剰すぎる規模、まるで大地が泣いているかのような地響き。

ビビ「…何かしら、この地響き！！？」

海軍中将は眉をひそめ、国の王女は異変に気が付いた。

ビビ「………！！…町の様子がおかしい…！！！」