【ONEPIECE】愛人は長期休暇です。 (ページ11)

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「荷物が全部消えてるぞーーーっ！！！？」

ビビ「やられた…」

ルフィ「さっきここに本当に死にそうな鳥が！！！」

『誰もお前を疑っちゃいないさルフィ………海軍でもどうしようも出来ない注意すべきものだ…………"ワルサギ"だろ？』

ビビの方へ向くと、彼女も神妙な顔立ちをしていた。

ビビ「ええ、"ワルサギ"は旅人をダマして荷物を盗む"砂漠の盗賊"よ。ごめんなさい、話しておくべきだった…」

ウソップ「鳥がケガしたフリ(・・)を！！？…そりゃサギじゃねェか！！」

ビビ「そう、サギなの。」

荷物を盗まれるトラブルはあったとはいえ、しっかり岩場へ着いたんだ。

彼たちには悪いが、私の方も仕事をさせてもらう。

『済まない、少し席を外す。』

ナミ「ええ、くれぐれもこっちの情報は流さないでよね。」

『もちろんだ。』

ルフィとサンジの言い争っている声が聞こえない様、私は少し離れて電伝虫を取り出した。

運良く、取り出したと同時に電伝虫は「プルプルプル」と鳴き出した。

『…私だ。』

「ちゅうじょー！！！どこに居るんですか！！！！？？」

キーン、と頭が痛くなる。

『うるさいうるさい、音量を下げてくれ。』

「だっでぇ〜…………」

「ちゅうじょー！！！やっと出た！！！！！！」

「どこに居るんですか！！？？」

「ちゅうじょおおおお！！！！俺らを捨てるんですかァァァァ！！？？」

…………思ったよりあちら側は荒れているみたいだ。

色んな声が嫌という程聞こえてくると同時に、電伝虫の顔が実にグロッキーだ。

『静かに、今から私の状況、今お前たちがすべきこと、そして、この国で起こっていることを手短に話す。各隊長を呼んでくれ。』

「もう揃ってます！」

「中将！近距離2番隊隊長が涙ぐんでます！！」

「遠距離1番隊隊長もだー！」

う『アンタら1回落ち着け！！！！！！』